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遺伝相談外来

 当院では、ゲノム医療の進歩により遺伝に関わる悩みや不安を持つ方が増えると考え、2017年7月から臨床遺伝専門医である吉野直樹医師の遺伝相談外来を開設しました。今まで吉野医師は乳がんや出生前診断のみならず、他のがん腫(家族性大腸ポリポージス、遺伝性非腫瘍性大腸癌)や、筋萎縮性側索硬化症、筋ジストロフィー、網膜色素変性症、色覚異常、遺伝性難聴、臍帯ヘルニア、22q11.2欠失症候群、骨異形成症、フェニルケトン尿症、MEN1、奇形症候群、染色体異常など内科、小児科にかかわらずほぼすべての診療科で、数多くの遺伝性疾患に対するカウンセリングを行ってきた実績があります。小児科の藤脇建久医師が、臨床遺伝専門医を取得し、毎週カウンセリングが行えるようになり、2022年から当院でNIPTが行えるようになりました。
遺伝性疾患では、複数の疾患が発症することがあり、血縁者にも同様の症状が発生しうるという特徴があります。最も有名なものが、遺伝性乳がん・卵巣がん症候群です。生まれながらにしてがんになりやすい体質を持っていることになります。また、遺伝情報は生涯変わることがありません。近年、日々の診療の中で、がんの治療選択のために遺伝性腫瘍に関連した検査を受けることがあります。「結果をどう受け止めいいのかわからない」等遺伝に関わる悩みや不安、疑問などを持たれている方々が多いと思います。遺伝相談外来では、まず科学的根拠に基づく正確な医学的情報を分かりやすく説明した上で、十分にお話をうかがいながら、自らの力で医療技術や医学情報を利用して問題を解決して行けるよう遺伝カウンセリングを行います。
 遺伝性疾患に関してのご質問や受診のご希望がある方は、ご本人または担当の医師 から、以下にご連絡ください。遺伝性素因があることを知ることにより、非常に重い課題を抱えられることになるかもしれません。当院では、カウンセリングを受けられた方が適切に事実を受け止められ、その後のよりよい生活につなげられるように、一緒に考えていきたいと思っています。

遺伝相談外来

・カウンセリング担当 : 吉野直樹医師(臨床遺伝専門医)
           藤脇建久医師(臨床遺伝専門医)
           曳野  肇医師(遺伝性腫瘍専門医)
・開催日時 : 毎週木曜日の午後1時~3時(1枠1時間)
・カウンセリング内容 : 遺伝性疾患全般 (遺伝性腫瘍も含む)

 ※自費診療です。
 ※個人情報には細心の注意を払って行います。
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