専門看護師・認定看護師・特定認定看護師
専門看護師
表1 専門看護師認定者
分野 | 氏名 | 人数 |
がん看護 | 加藤由希子、小林沙央 | 2 |
精神看護 | 齋藤涼子 | 1 |
地域看護 | 0 | |
老人看護 | 内部孝子、梶野好美 | 2 |
小児看護 | 0 | |
母性看護 | 0 | |
慢性疾患看護 | 0 | |
急性・重症患者看護 | 0 | |
感染症看護 | 0 | |
家族支援 | 0 | |
在宅看護 | 0 | |
合計 | 3分野 | 5人 |
【がん看護専門看護師】 加藤由希子、小林沙央

がんと診断されたときからがん治療や療養中にある患者さんやご家族、その方々を支える医療者からの相談を受けています。患者さんやご家族の身体・こころ・生活に起こる様々な悩みや問題に対し最善を一緒に考え、患者さんやご家族が自分らしく安心して過ごせるように、医師や看護師、社会福祉士など多職種で連携・協働して活動しています。
【老人看護専門看護師】 内部孝子 梶野好美

老人看護専門看護師2名が看護部と病棟にそれぞれに所属しています。疾患だけでなく高齢者の身体的、心理的特徴を捉えた看護を提供し、安心して療養生活を送れるように活動しています。高齢者や認知機能が低下している高齢者の意思を汲み取り、本人にとっての最善を多職種と協働して考える支援をしています。
【精神看護専門看護師】 齋藤涼子

精神看護専門看護師は、精神科だけでなく身体疾患を持つ患者さんやご家族の精神的ケアを役割とし、組織横断的に活動しています。治療中は「気分が落ち込む、イライラする、眠れない」など心が不安定になられることもありますが、少しでも精神的な辛さが緩和できるように、多職種と協働して支援していきたいと思います。また、公認心理師とともに職員のメンタルヘルス支援も行っています。
認定看護師
表2 認定看護師認定者
分野 | 氏名 | 人数 |
救急看護 | 中筋真紀 | 1 |
皮膚・排泄ケア | 石飛仁美 | 1 |
集中ケア | 小林由美、福田由紀、石田朱 | 3 |
緩和ケア | 川上和美、松本愛、藤原優香 | 3 |
がん化学療法看護 | 山本香織 | 1 |
がん薬物療法 | 伊藤良子 | 1 |
がん性疼痛看護 | 田淵律子 | 1 |
訪問看護 | 0 | |
感染管理 | 角紀子、土江和枝、 尾田彩 | 3 |
糖尿病看護 | 千代直尚 | 1 |
不妊症看護 | 0 | |
新生児集中ケア | 0 | |
透析看護 | 0 | |
手術看護 | 岩田めぐみ | 1 |
乳がん看護 | 林美幸、横地恵美 | 2 |
摂食・嚥下障害看護 | 石河映美 | 1 |
小児救急看護 | 0 | |
認知症看護 | 佐野英津子、藤江育子 | 2 |
脳卒中リハビリテーション看護 | 宇山真弓、山根悠紀 | 2 |
がん放射線療法看護 | 土江真弓 | 1 |
呼吸器疾患看護 | 野津栄子 | 1 |
合計 | 15分野 | 26人 |
【救急看護認定看護師】 中筋真紀 影山圭子

突然発症する救急の疾患や外傷を抱えた患者さんやその家族に対し、より迅速かつ適切なケアが提供出来るよう、日々現場で活動しています。また、院内外問わず救急に関する勉強会や研修会に携わり、救急看護の質の向上に努めています。さらに、DMAT隊の一員として災害時や訓練への参加など行っています。
【皮膚・排泄ケア認定看護師】 石飛仁美 渡部幸紀

皮膚・排泄ケアは、患者さんの傷やストーマ、失禁に関連するケアです。組織横断的に活動し、皮膚障害のケアや予防的ケアを病棟スタッフと共に行ったり、褥瘡対策チームの一員として褥瘡回診を行い、多職種で専門的なケアの検討と提供を行っています。またストーマ造設患者さんが術前から退院後も安心して日常生活が送れ、治療と向き合えるような支援も含め、患者さんを中心として、地域の皆さんとよりよいケアを目指して協働しています。
【集中ケア認定看護師】 小林由美 福田由紀 石田朱

集中治療や手術を受けられる患者さんの病態変化を予測して重篤化を予防したり、廃用などの合併症の予防、治療に伴う様々な苦痛を緩和しながら早期回復への支援など、質の高い看護をチームで提供できるよう努めています。また、RSTの一員として人工呼吸管理だけでなく呼吸ケアを必要とする患者さんが、安全にケアを受けられるよう現場に赴き、看護スタッフへの指導や相談対応をしたり、定期的に勉強会を企画し実施しています。

●呼吸サポートチーム(RST)に属し、人工呼吸器を使用中の患者さんや呼吸に専門的な関わりが必要な患者さんを対象に、週1回以上チームで訪問しています。メンバーの一員として、医師・臨床工学技士・理学療法士と共に対応しています。
【緩和ケア認定看護師】 川上和美 松本愛 藤原優香

「告知や病気・治療による辛さを和らげる」を目標に、院内外の看護師や他職種と協働・連携し、患者さん・ご家族の“生活のしやすさ”を大切に活動しています。
早期から、入院中だけでなく在宅でも患者さん・ご家族が“自分らしい生活”を送れるよう取り組んでいます。
詳しくは【がん看護相談】【緩和ケアチームのご案内】をご覧ください。
【がん化学療法看護認定看護師】 山本香織

がん化学療法は数ヶ月~数年にかけ繰り返し行われる治療のため、いかに副作用を軽減し、普段の生活を続けていけるかが大切となってきます。コニュニケーションを大切にし、患者さんの理解に努め、治療による苦痛を軽減することで“喜び“や“生きがい”を共有していける看護を目指しています。
【がん性疼痛看護認定看護師】 田淵律子

がんと診断された患者さんは、身体の痛みの他にも心の痛みなど、たくさんの痛みを抱えていらっしゃいます。その痛みを取り除くために、適切な薬剤の使用や管理を行っていきたいです。また、生活の質を維持・向上できるような看護援助を行いたいと思います。患者さんやご家族に対し、その人がその人らしい人生を送ることができるよう支えていきたいと考えています。
【感染管理認定看護師】 角紀子 土江和枝 尾田彩

医師・薬剤師・検査技師と共にチームで院内感染の発生防止・拡大防止に取り組んでいます。
主な活動としては感染症の発生状況と対策の実施状況の確認、各部署の環境チェックと指導、全職員への感染対策の研修などを行っています。
主な活動としては感染症の発生状況と対策の実施状況の確認、各部署の環境チェックと指導、全職員への感染対策の研修などを行っています。
【糖尿病看護認定看護師】 千代直尚

「糖尿病」は日々の生活習慣が大きく影響する疾患です。「糖尿病」の治療には、食事療法、運動療法、薬物療法が日々の生活で重要な要素となります。疾患に生活習慣を合わせるのではなく、患者さんの立場になって考え、療養環境の調整を支援し、健康な人と変わらない人生を送れるように、「その人らしさ」を尊重した関わりをしていきます。
【手術看護認定看護師】 岩田めぐみ

手術を受けられる患者さんの不安を少しでも軽減し、安全で安心な手術を提供できるよう、手術室スタッフと共に活動しています。手術中のみでなく、周術期看護という観点で患者さんを捉えることを心がけています。そのため、外来や病棟と連携をとり、術前から術後まで通して患者さんを支えていくよう活動します。
【乳がん看護認定看護師】 林美幸 横地恵美

乳がんは、医療の進歩により治療の選択肢が広がり、治療選択、手術後のからだの変化などに対するケアを中心に患者さんとご家族のサポートを行っています。2017年から患者交流会を患者さんと一緒に企画し開催しています。治療を受けながら患者さんが、その人らしい生活を送れるように支援していきたいと思っています。
また、乳がんは、早期発見・早期治療で95%が治る病気であり、他職種と協力して啓発活動も行っています。
また、乳がんは、早期発見・早期治療で95%が治る病気であり、他職種と協力して啓発活動も行っています。
【摂食・嚥下障害看護認定看護師】 石河映美

摂食嚥下障害は小児期、成人期、老年期の全ての発達段階に認め、様々な疾患によって起こります。そして、生きる喜びや活力を失います。患者さんの思いに寄り添い、原疾患、発達段階をふまえ、評価、アセスメントから医師、看護師、多職種、地域との連携を大切に支援出来るよう活動します。
【認知症看護認定看護師】 佐野英津子 藤江育子

入院される認知症の患者さんが安心して検査・治療が受けられるように、患者さんやご家族のご意向を大切にしながら、コミュニケーションの工夫や身の周りの支援、様々な困り毎などを一人ひとりにあわせケアを行っていきます。
【脳卒中リハビリテーション看護認定看護師】 宇山真弓 山根悠紀

脳卒中発症早期から全身状態のアセスメントを行いリスク回避しリハビリテーションにつながる看護ケアをチームで行っていきます。麻痺や高次脳機能障害による退院後の生活の準備を手助けできること、自宅退院される方に再発予防を実践して頂けるように活動します。
【がん放射線療法看護認定看護師】 土江真弓

放射線と聞いただけで「被ばくしないの?」「髪が抜けるの?」という声をよく聞きます。患者さんだけでなくご家族も安心していただけるよう、不安にお応えしていきます。『治療を安全に行なえるように、そして副作用は最小限に!!』を目指し活動しています。治療の副作用は治療部位により異なりますので、その方にあった支援を行っていきます。なんでもお声がけください。
【呼吸器疾患看護認定看護師】 野津栄子

慢性呼吸器疾患の患者さんは、症状が変化する中、呼吸困難や動きづらさなどと付き合っていかなければなりません。私たちの病院ではそんな患者さんに対して専門性を備えたコメディカルが連携しチームとして関わっています。
私は認定看護師として患者さんの症状が少しでも和らぐよう、また住みなれた地域でその人らしく生活が出来るよう努力しています。またチームメンバーで急性期から慢性期、終末期にわたり多角的に支援し、みなさんのお役に立てるよう頑張っていきたいと思います。
私は認定看護師として患者さんの症状が少しでも和らぐよう、また住みなれた地域でその人らしく生活が出来るよう努力しています。またチームメンバーで急性期から慢性期、終末期にわたり多角的に支援し、みなさんのお役に立てるよう頑張っていきたいと思います。
●呼吸サポートチーム(RST)に属し、人工呼吸器を使用中の患者さんや呼吸に専門的な関わりが必要な患者さんを対象に、週1回以上チームで訪問しています。メンバーの一員として、医師・臨床工学技士・理学療法士と共に対応しています。
特定行為研修を修了した認定看護師
2023年3月1日現在、5名が活躍しています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 石飛 仁美
今までの皮膚・排泄ケア領域の知識・技術に加え、診療の補助行為である特定行為(1区分:創傷管理関連、2行為:褥瘡または慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去、創傷に対する陰圧閉鎖療法)を、医師だけでなく様々な職種の方々と協働し実践していきます。患者さんに一番身近な看護師の強みを活かし、安全で安心な特定行為を提供することで、医療・看護の質の向上に努めていきたいと思います。
呼吸器疾患看護認定看護師 野津 栄子
私が修了した行為は『栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連』、『呼吸器(長期呼吸器療法にかかるもの)関連』という2つの区分です。
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整、脱水症状に対する輸液による補正、気管カニューレの交換といった行為を実施します。
それぞれ、患者さんの病状が安定し治癒に向かうことができるよう活動していきたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。
手術看護認定看護師 岩田 めぐみ
私は手術室で勤務しており、術中麻酔管理領域パッケージの6区分8行為の特定行為、「橈骨動脈ラインの確保」「直接動脈穿刺法による採血」「侵襲的陽圧換気の設定の変更」「呼吸器からの離脱」「経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整」「脱水症状に対する輸液による補正」「持続点滴中の糖質輸液、電解質輸液の投与量の調整」「硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整」について実施することができます。医師と看護師の両方の視点で状況をとらえ、よりよい周術期医療・看護の提供につながるように活動していきたいと思っています。
クリティカルケア認定看護師 影山 圭子
私は救命救急センターに勤務しています。修了した行為は、救急領域パッケージの5区分9行為で、「経口用気管チューブまたは軽鼻用気管チューブの位置の調整」「侵襲的陽圧換気の設定の変更」「非侵襲的陽圧換気の設定の変更」「人工呼吸器管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整」「人工呼吸器からの離脱」「直接動脈穿刺法による採血」「橈骨動脈ラインの確保」「脱水症状に対する輸液による補正」「抗けいれん剤の臨時の投与」です。救急外来において医師と協働してそれぞれの行為を行い、より最善の治療やケアにつなげられる様に活動していきたいと思っています。
がん薬物療法認定看護師 伊藤 良子
私は、「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」の特定行為を実施しています。患者さんは病気そのものや治療の副作用によって食事が摂れなくなると、栄養状態の低下や脱水に陥りやすくなります。低栄養は合併症や予後へのリスクが高まると言われており、早期に患者への介入をすることで患者さんへのリスク低減と早期回復をめざしています。