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教育研修部門

はじめに

 
 副院長・教育研修推進室室長 村田 陽子

 

 当院の教育研修推進室は平成22年に設置されました。教育というと研修医や看護師の教育を想像しがちですが、当院の教育研修推進室では「教育」だけにとらわれず、全職員を対象とした人材育成human resource development(HRD)という視点で教育活動を企画、実施、支援しています。また、病院職員のみならず地域の教育病院として医学生、看護学生、その他のコメディカルを目指す学生も教育の対象になっています。
 

 一般的に病院における人材育成には

1.医療業務従事者(事務的業務も含む)としての能力を身につけ、向上するための能力開発

2.病院事業が成り立つために必要な経営に寄与するための能力開発

3.社会に貢献できる人材となるための能力開発

この3つの視点が必要と言われています。
 

 今までも地域の教育病院として研修医や看護師の育成については医療の現場でのOn the job training (OJT)の他に特別のプログラムを組み、力点を置いた研修を行ってきました。しかし、すべての職員に自己啓発・能力の向上、病院の健全経営、病院の社会貢献を目指す研修も必要な時代になってきております。そのため、目的意識を持って能動的に計画的に学習できるようにするための取り組みとして「研修ガイド」を作成し、年度初めに年間の研修計画を網羅的に示すことにしました。平成28年度からは「個人目標シート」を作成し、上司と相談した上で年度の目標を立てて年度末に振り返る制度を始めました。

 
 教育研修推進室では、当院が活力あって、地域に貢献できる病院であり続けるために、すべての職員が人材育成のマインドを持ち、成長し続けることができるような環境づくりに取り組んでいきます。
 

松江赤十字病院の教育理念

 当院の理念に基づき、高度な知識・技術及び倫理観を備え、自律性・創造性に富む人材を育成する。

松江赤十字病院の教育目標

1.安全で良質な医療が提供できる
2.常に患者中心に考え、思いやりを大切にした実践ができる
3.チーム医療のメンバーの一員として自己の役割を認識し、協働して役割を遂行できる
4.専門職業人としての意識をもち、更なる成長を目指し、自己研鑽できる
5.教育病院として次世代の医療人を育成する

教育研修推進室の役割

  • 当院の基本理念を実現すべく、教育理念・教育目標に沿って、各種教育研修プログラムの企画・運営・評価・フィードバックを実施、支援する
  • 今後の医療を担う後進者を支援する

松江赤十字病院職員研修体系

院内集合研修体系図

本館研修室・実習生室、別館2実習生室

 研修医、看護職員、その他の医療技術職が治療処置手技等の練習ができるようにシミュレーターや備品等を整備しています。また、病床環境にできるだけ近づけた研修室(ベット5床)を整え、実践同様に繰り返し練習ができるように支援しています。
 実習生や研修生がカンファレンス、休憩等に使用できる実習生室を計5部屋完備しています。

教育研修推進室で使用できるシミュレーター

研修生・実習生受け入れ

主な受け入れ

  • 職場体験学習 (中学生、高校生など)
  • 看護学生、医学生、その他医療系学生実習
  • 他施設からの見学、体験研修

研修の実際

<臨床研修医>

 

<看護職員>

 
 リンク:看護部>人材育成・継続教育

<職員研修>

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