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耳鼻咽喉・頭頸部外科

耳鼻咽喉・頭頸部外科

当科の紹介

 耳鼻咽喉・頭頸部外科は、その字が表すように耳と鼻とのどの病気に対して診療を行っています。その他に頚部(首)も耳鼻科の診療範囲に入っていま す。このように耳鼻科で扱う病気は多種多様であり、また、乳幼児から老人まで幅広い年齢層の患者さんが受診されます。めまいなどのように内科的(薬など) に治す病気もあれば、外科的治療(手術)を必要とする病気もあります。

 耳鼻科においては、松江地区は開業の先生方も多く、病診連携を大切にしています。一方、めまい、甲状腺疾患については、耳鼻科以外に内科の開業の 先生方にもお世話になっております。一般の医院(開業医)では主にその内科的な面を扱っていただき、病院では外科的な面や頭頸部外科を担当しています。

 当科では、中耳炎、蓄膿症 (慢性副鼻腔炎)、アレルギー性鼻炎、声帯ポリープなどの手術を行っています。腫瘍では口の中やのど、さらに甲状腺の腫瘍も担当です。またこれ以外に、突発性の難聴・めまい、突然顔の動きが悪くなる顔面神経麻痺も治療しています。

 現在、医師4名で、外来は3診体制で行っています。手術日は、月曜日と水曜日と金曜日の週3回です。頭頚部癌、甲状腺腫瘍、内視鏡下副鼻腔手術、中耳手術などの手術を行っています。

〈2024年度〉 1日平均外来患者数:24.8人、1日平均入院患者数:15.5人(延べ患者+1日入院)
耳鼻科2024年度手術件数(総件数568件)
 
 悪性腫瘍手術 
 甲状腺11件
 咽頭3件
 喉頭3件
 口腔1件
 耳下腺1件
甲状腺手術 
 悪性腫瘍11件
 良性腫瘍34件
ESS81件
副甲状腺
3件

特徴的な診療

・頭頸部癌

超選択的な動脈カテーテルによる化学療法(放射線科)、頭頸部癌の拡大切除手術後の再建における遊離組織移植(大腿皮弁、遊離空腸移植など)(形成外科)などの治療を行っています。癌センターなど他の専門施設への受診(セカンドオピニオン)、院内の緩和ケアチームによる緩和ケアも行っています。

 

ELPS(内視鏡的咽喉頭手術)、TOVS(経口的咽喉頭部分切除術)

中咽頭・下咽頭の表在癌に対して、経口的な手術をおこなっております。

 

・喉頭摘出手術を受けられた患者さんの松江地区の集まりを行っています。清音会

 

・頭蓋底手術

脳外科、形成外科と合同で、前頭蓋底手術を行っています。

 

・甲状腺外科

年間約40-50件の手術を行い、バセドウ病の手術も行っております。甲状腺腫瘍は耳鼻咽喉科、甲状腺機能障害は内分泌内科というように、院内での統一をはかっています。

 

・続発性副甲状腺機能亢進症に対する手術(PTX

透析患者さんにおける続発性副甲状腺機能亢進症に対して、副甲状腺全摘を行い、前腕に移植する手術を行っています。

 

・内視鏡下副鼻腔手術(ESS

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻中隔弯曲症の手術において内視鏡を導入し、標準的な手術となっています。

EMMMDrafⅢ型(outside in)、拡大蝶形洞手術、後鼻神経切断術もおこなっております。

 

・涙嚢鼻腔吻合術(DCR

眼科と合同で、内視鏡下に涙嚢と鼻腔を吻合する手術を行っています。

 

・中耳手術

慢性中耳炎に対する鼓膜形成術、真珠腫性中耳炎に対する鼓室形成術、顔面神経麻痺に対する顔面神経減荷術を行っています。

 

TEES(内視鏡下耳科手術)

内視鏡による鼓膜形成、鼓室形成術もおこなっております。

 

・新生児聴覚スクリーニング

院外からの新生児聴覚スクリーニング(AABR)の受け入れも行っています。新生児聴覚スクリーニング後の精密聴力検査機関に指定されています。

 

・小児難聴

松江ろう学校と連携して新生児期からの小児難聴に対する治療を行っています。

 

・成人における補聴器適合検査

 

・睡眠時無呼吸症候群に対する検査・治療

呼吸器内科、歯科口腔外科と連携し、原因や重症度を調べたり、治療方法などを決定するために睡眠ポリグラフィー検査を行っています。治療としては無呼吸の原因、重症度に応じてCPAP(シーパップ)療法、マウスピース使用による矯正、手術を行っています。

専門医研修施設

 当院は、日本耳鼻咽喉科学会専門医制度における研修施設として認可を受けています。 常に、最新の知識や技術を習得し、それを実践できるよう努力しており、 耳鼻咽喉科専門医レベルの診断治療を行っています。

患者会:島根県清音会(松江赤十字病院喉摘者会)

 松江赤十字病院喉摘者会は喉頭がんその他の疾病により喉頭摘出手術を受け、言語発声機能を完全に失った障害者で組織する患者会です。
 喉に気管孔をつくり呼吸しているため、鼻及び喉頭機能が脱落して臭いがわからない、熱いものが口に入らない、鼻汁がかめない、入浴困難等々多くの複合障害がありますが、一番困るのは発声機能喪失のため会話ができない事であります。そのため自分の意思を相手に伝えることが大変困難で「第二の声」を取り戻し、早期に社会復帰、職場復帰できるように発声訓練教室を開き、練習に励んでおります。
  発声練習は島根県全域におられる患者で組織する島根県清音会の協力の下、声を習得した先輩者が術後の方たちを指導しながら、お互いに術後の生活指導、福祉の相談や自立促進を推進するための研究や、親睦を図っております。
 松江赤十字病院喉摘者会は、毎月3回発声訓練教室を開いております。会場は別館1の1階多目的室&2階会議室、また、年2回程度レクリエーションを兼ねた移動教室も開いております。
  喉頭摘出手術を受けられた患者さん、積極的に参加され、色々な情報も習得してください。

スタッフ紹介

第一耳鼻咽喉・頭頸部外科部 部長

伊藤 和行(いとう かずゆき)

1986年 鳥取大学医学部卒

<資格等>
医学博士
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医
鳥取大学医学部臨床教授
鳥取大学医学部付属病院連携診療教授
Certificate of Achievement Total Nutritional Therapy Course 修了
島根県緩和ケア研修会修了
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
嚥下機能評価研修修了
耳鼻咽喉科専門研修指導医
補聴器適合判定医
臨床研修指導医

<所属学会>
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
日本頭頸部癌学会
日本気管食道科学会
日本甲状腺外科学会
日本聴覚医学会
日本耳科学会

<専門分野>
頭頸部癌
 

第二耳鼻咽喉・頭頸部外科部 部長

中村 陽祐(なかむら ようすけ)

2003年 鳥取大学卒

<資格等>
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定 耳鼻咽喉科専門医、指導医
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定 補聴器相談医
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定 騒音性難聴担当医
日本鼻科学会認定 鼻科手術暫定指導医
日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
日本がん治療認定医機構認定 がん治療認定医
日本めまい平衡医学会認定 めまい相談医
臨床研修指導医
補聴器適合判定医師
身体障害者福祉法第15条指定医
松江赤十字病院緩和ケア研修会 修了
Certificate of Achievement Total Nutritional Therapy Course 修了
鳥取大学医学部 非常勤講師


<所属学会>
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
日本鼻科学会
日本アレルギー学会
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会
日本めまい平衡医学会
日本聴覚医学会
日本頭頸部外科学会
日本頭頸部癌学会
耳鼻咽喉科臨床学会
日本東洋医学会

<専門分野>
アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、内視鏡手術、めまい疾患
 

第一耳鼻咽喉・頭頸部外科部 副部長

中島 賢一朗(なかじま けんいちろう)

2014年 金沢医科大学卒
 
<資格等>
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会耳鼻咽喉科専門医
鳥取大学医学部付属病院 緩和ケア研修会修了
嚥下機能評価研修修了
Certificate of Achievement Total Nutritional Therapy Course 修了
 
<所属学会>
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
日本頭頸部外科学会
日本鼻科学会
日本耳鼻咽喉科臨床学会
日本頭頸部癌学会

耳鼻咽喉・頭頸部外科部 医師

市橋 早都(いちはし さと)

2017年 鳥取大学卒

<資格>
緩和ケア研修会修了
嚥下機能評価研修修了
Certificate of Achievement Total Nutritional Therapy Course 修了
 
<所属学会>
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
日本鼻科学会
日本耳鼻咽喉科臨床学会
日本喉頭科学会

<専門分野>
耳鼻科一般

耳鼻咽喉・頭頸部外科部 医師

竹内 杏一(たけうち きょういち)

2021年 久留米大学卒

 
<所属学会>
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
日本内分泌外科学会

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