集中治療科
集中治療科
当院のICU・CCUは、3名の集中治療科専従医師と循環器内科医師が、10床のICU・CCU病床で、各専門診療科と協力し,重篤な患者さんの治療にあたっています。24時間ケアを行う看護師、高度な医療機器の操作や管理をする臨床工学技士、身体機能や嚥下機能のリハビリテーションを担う理学療法士、専任の薬剤師を配置しています。
入院中に容態が悪化したり、身体に大きな負担のかかる手術の後であったり、もともと心臓や肺などに重い合併症を持たれた方が手術を受ける際に、あるいは重篤な状態で救急受診し、全身管理が必要な状態であれば、ICU・CCUで集学的治療が行われることになります。元の状態にいち早く戻れるように、人工呼吸器や人工心肺装置が付いているうちからの早期リハビリテーションにも積極的に取り組み、チーム医療を展開しています。
入院中に容態が悪化したり、身体に大きな負担のかかる手術の後であったり、もともと心臓や肺などに重い合併症を持たれた方が手術を受ける際に、あるいは重篤な状態で救急受診し、全身管理が必要な状態であれば、ICU・CCUで集学的治療が行われることになります。元の状態にいち早く戻れるように、人工呼吸器や人工心肺装置が付いているうちからの早期リハビリテーションにも積極的に取り組み、チーム医療を展開しています。
当科の目指すところ
「集中治療室を退室すること」だけではなく、もっとその先の「その人らしい生き方、あるべき姿」に少しでも近づけることを目標としています。
当科の特徴
離島を含めた島根県最大の医療圏の最後の砦として、内因性疾患から手術後管理まで幅広い患者さんを受け入れております。また集中治療専門医研修施設として、教育にも力を入れています。
松江日赤ECCM
救命救急科とともに松江日赤ECCM(Emergency and Critical Care Medicine)として活動しており、重篤な患者さんへも部門を超えて迅速な対応ができる体制を構築しています。日々のカンファレンスや島根県内の施設を中心としたジャーナルクラブの開催、JSEPTIC による他施設ジャーナルクラブへの参加などを通して、島根県でも世界標準の治療が行えるよう診療の質の向上に努めています。SNSによる情報発信(インスタグラム)を行なっています。
看護師主導による多職種カンファレンス
集中治療室では毎日ベッドサイドにて多職種カンファレンスを行い情報や問題点の共有を行なっています。特筆すべきはその日に担当となる看護師が主導でプレゼンテーションを行なっており、病態理解、治療内容の把握から看護ケアに繋げる取り組みを行なっています。
院内活動
当科では多くの院内活動に参加し、病院全体の医療の質向上に尽力しています。RRS(院内迅速対応システム)、RST(呼吸ケアサポートチーム)、NST(栄養サポートチーム)、医療安全委員会への参画、特定行為研修指導(指導医2名)、研修医指導(指導医2名)、学生指導、院内勉強会の実施など積極的に活動しています。
退室後のフォローアップ
集中治療室を退室された患者さんには、退室後訪問やPICS(集中治療後症候群)チームによるフォローアップを実施しています。切れ目のない安全な医療の支援と、長期的なより良いアウトカムの実現を目指しています。
2024年度診療実績
入室患者データ
入室患者数 | 753人 |
平均年齢 | 70.2歳 |
平均滞在日数 | 4.2日 |
人工呼吸器 (侵襲・非侵襲合計) | 304件 |
透析 | 88件 |
血漿交換 | 0件 |
VV-ECMO | 4件 |
VA-ECMO | 15件 |
IABP | 27件 |
ICU入室の診療科内訳
診療科 | 入室患者数 |
心臓血管外科 | 143 |
循環器内科 | 105 |
呼吸器外科 | 106 |
消化器外科 | 74 |
救命救急科 | 99 |
脳神経外科 | 78 |
整形外科 | 32 |
血液内科 | 22 |
腎臓内科 | 11 |
消化器内科 | 13 |
耳鼻咽喉・頭頸部外科 | 15 |
形成外科 | 12 |
泌尿器科 | 14 |
脳神経内科 | 6 |
呼吸器内科 | 3 |
糖尿病・内分泌内科 | 3 |
精神神経科 | 2 |
小児科 | 3 |
歯科口腔外科 | 1 |
産婦人科 | 6 |
集中治療科 | 1 |
眼科 | 1 |
乳腺外科 | 3 |
合計 | 753 |
業績等
学会発表(2022年以降)
・2022年7月30日
日本集中治療医学会第6回中国・四国支部学術集会、最優秀演題賞受賞
特発性肺へモジデローシスが関与した肺胞出血を伴う小児重症呼吸不全の一例(松本慶太)
日本集中治療医学会第6回中国・四国支部学術集会、最優秀演題賞受賞
特発性肺へモジデローシスが関与した肺胞出血を伴う小児重症呼吸不全の一例(松本慶太)
・2022年8月3~4日
第44回呼吸療法医学会学術集会
至適PEEP設定にElectrical impedance tomography(EIT)による換気分布評価が有効だった水痘肺炎によるARDS患者の一例(松本慶太)
・2023年3月2~4日
第50回日本集中治療医学会学術集会
① Anion gap低下を契機に高マグネシウム血症を診断した1例(足立一真)
② 咬傷から77時間を要したが抗毒素が著効したヤマカガシ咬傷の1例(宇賀田圭)
・2023年6月1〜3日
日本麻酔科学会 第70回学術集会
① 脊椎手術におけるトラネキサム酸の出血予防効果の検討:後方視的研究(足立一真)
② 安全・安心・簡単では決してない、進化した麻酔の落とし穴(宇賀田圭)
・2024年3月14〜16日
第51回日本集中治療医学会学術集会
- 電撃性紫斑病を呈した日本紅斑熱の1例(足立一真)
- ガドリニウム含有造影剤投与後に生じたARDSの1例(宇賀田圭)
・2024年6月6〜8日
日本麻酔科学会第71回学術集会
シンポジウム「術後を見据えたフレイル患者の周術期管理」
総論:なぜ麻酔科医にフレイルか(宇賀田圭)
・2024年6月15日
日本集中治療医学会第8回中国・四国支部学術集会
その説明、本当に伝わっていますか?市中病院のICUにおける家族説明の工夫(宇賀田圭)
・2025年3月14〜16日
第52回日本集中治療医学会学術集会
- 重症急性膵炎による腹腔内圧上昇に対して胸部硬膜外麻酔を含めた多角的アプローチを行った1例(足立一真)
- 全弓部置換術後に中大脳動脈領域の広範囲脳梗塞の様相を呈した非痙攣性てんかん重積の1例(宇賀田圭)
著書(2022年以降)
・掲載誌:エキスパートナース Vol.38 No.6 2022年5月増刊号
タイトル:基本となる3つの換気設定(モード)とその観察ポイント
著者名:宇賀田圭
・掲載誌:INTENSIVIST 生理学2 Vol 14 No 2 2022年4月
タイトル:乳酸の生理学
著者名:宇賀田圭、田邊翔太
・掲載誌:INTENSIVIST 予防 Vol 15 No 1 2023年1月
タイトル:ストレス潰瘍予防
著者名:松本慶太、宇賀田圭、田邊翔太
・掲載誌:LiSA Vol.30 No.5 2023年5月号
タイトル:症例ライブラリー 術中の頻脈 頻度は低いが対応を誤ると致死的な不整脈
著者名:宇賀田圭
・掲載誌:LiSA Vol.30 No.10 2023年10月号
タイトル:未来会議Report 他者とのかかわりの中で新しい価値を創造する
著者名:宇賀田圭
著者名:宇賀田圭
・掲載誌:Hospitalist 輸血のすべて Vol 12 No.1 2024年12月
タイトル:ヒトはどこまで貧血に耐えられるか?
著者名:足立一真、宇賀田圭、田邊翔太
集中治療室では下記臨床研究を行っております
・日本集中治療医学会主催のICU入室患者登録システム事業への参画:患者情報システムを用いた集中治療部の機能評価(JIPAD 事業) (研究計画書のリンク)
・集中治療室に入室した重症患者とその家族の集中治療後症候群の疫学調査(JPICS)
スタッフ紹介
集中治療科部 部長 兼 第二麻酔科部 部長
松田 高志(まつだ たかし)
2003年 島根医科大学卒
<資格等>
日本麻酔科学会認定麻酔科専門医、指導医
厚生労働省 麻酔科標榜許可
日本麻酔科学会認定麻酔科専門医、指導医
厚生労働省 麻酔科標榜許可
日本心臓血管外科麻酔学会認定指導医
日本周術期経食道心エコー(JB-POT)認定医
緩和医療講習会終了
臨床研修指導医
<所属学会>
日本麻酔科学会
日本心臓血管麻酔学会
日本集中治療医学会
<専門分野>
臨床麻酔
集中治療科部 副部長
足立 一真(あだち かずまさ)
2016年 鳥取大学卒
<資格等>
厚生労働省 麻酔科標榜許可
緩和医療講習会修了
厚生労働省 麻酔科標榜許可
緩和医療講習会修了
日本専門医機構 麻酔科専門医
日本集中治療医学会 集中治療科専門医
日本小児麻酔学会 認定医
臨床研修指導医
看護師特定行為研修指導者
<所属学会>
日本麻酔科学会
日本小児麻酔学会
日本集中治療医学会
集中治療科部 医師
郡司 晃太郎(ぐんじ こうたろう)
2014年 島根大学医学部卒
<資格等>
日本麻酔科学会認定麻酔科専門医
日本区域麻酔学会認定区域麻酔認定医
厚生労働省 麻酔科標榜許可
緩和医療講習会終了
日本区域麻酔検定試験合格(J-RACE)
臨床研修指導医
<所属学会>
日本麻酔科学会
日本集中治療医学会
日本区域麻酔学会
日本集中治療医学会
日本区域麻酔学会
<専門分野>
集中治療、麻酔











