松江赤十字病院 | 2022年度病院指標

年齢階級別退院患者数

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年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	692	248	318	533	653	1023	1883	3465	2682	1073

令和４年度に一般病棟を退院した患者さんについて、入院時の年齢で１０歳刻みの年齢階級別に表しています。９０歳以上については１つの階級で集計しています。島根県は高齢化県であるため、６０歳以上の患者さんの割合が全体の７０％以上、７０歳以上の患者さんの割合が半数以上を占めています。誤嚥性肺炎などの呼吸器疾患、大腸ポリープなどの消化器系疾患、尿路感染症などの腎・尿路系疾患が多い傾向となっています。退院患者数は昨年度より１％減少し、全体で１２，５７０人になりました。

診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）

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診療科別に診断群分類の上位５位の患者数等を示したものです。表中の「転院率」とは、当院退院後に他の医療機関に転院（入院）した割合を示します。
この指標ではDPC包括評価対象のみを集計しています。入院の治療の中には、ＤＰＣ包括対象外となるものがあるため、実際には件数の多い治療でも上位５位に含まれないことがあります。患者数が１０件未満に満たないものは「-」で示しています。（厚生労働省「病院情報の公表にかかるFAQ」より）

■糖尿病・内分泌内科
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
10007xxxxxx1xx	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）　手術・処置等２１あり	52	16.19	14.28	1.92	71.90
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２なし	24	23.29	21.11	20.83	85.58
10007xxxxxx0xx	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）　手術・処置等２なし	13	12.69	10.80	0.00	66.62
100040xxxxx00x	糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	12	16.08	13.43	0.00	57.33
110280xx9901xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２１あり	-	-	13.82	-	-
100393xx99xxxx	その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害　手術なし	-	-	10.58	-	-

糖尿病・内分泌内科で多い疾患は２型糖尿病の入院で１、３番目にあたります。特に多いのは血糖コントロール不良に対してインスリン導入や投与量の調整、食事療法などを行う教育入院、合併症の治療のための入院です。糖尿病教育入院では多職種教育スタッフ参加のチーム医療による患者指導を行ない、患者さんをサポートしています。なお、１０件未満の診断群については、患者数を「-」で表示しています。

■血液内科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
130030xx99x5xx	非ホジキンリンパ腫　手術なし　手術・処置等２５あり	35	22.91	19.67	2.86	74.20
130010xx97x2xx	急性白血病　手術あり　手術・処置等２２あり	28	34.43	37.16	0.00	52.04
130030xx99x9xx	非ホジキンリンパ腫　手術なし　手術・処置等２９あり	21	19.10	13.53	0.00	74.38
130030xx99x4xx	非ホジキンリンパ腫　手術なし　手術・処置等２４あり	20	17.25	10.00	0.00	74.80
130010xx99x9xx	急性白血病　手術なし　手術・処置等２９あり	20	9.30	14.24	0.00	69.90

血液内科では主に悪性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫、再生不良性貧血、骨髄異形性症候群などの血液免疫疾患の治療を行なっています。１、３、４番目の診断群は非ホジキンという悪性リンパ腫に対して化学療法を行った診断群です。非ホジキンの治療は、化学療法の薬剤の違い等によって診断群が異なっています。２、５番目はいずれも急性白血病に対して、化学療法を行った診断群です。急性白血病の治療は、輸血等の手術に該当する治療の有無で診断群が異なっています。

■腎臓内科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
110280xx9900xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし	48	11.73	11.77	2.08	65.19
110280xx991xxx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１あり	38	10.55	6.45	2.63	55.26
110260xx99x0xx	ネフローゼ症候群　手術なし　手術・処置等２なし	34	22.47	20.06	0.00	54.47
110280xx9902xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２２あり	21	4.71	8.05	0.00	67.10
110280xx9901xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２１あり	19	14.00	13.82	5.26	72.05

腎臓内科では主に腎臓病の治療を行なっています。１、２番目の診断群は慢性腎不全などの腎疾患で、針生検の有無で異なる診断群になっています。３番目の診断群はネフローゼ症候群にあたります。また、４、５番目も慢性腎不全などの腎疾患の診断群ですが、４番目は腹膜透析、５番目は血液透析を行った場合の診断群となっており、同じ疾患でも治療内容によって平均在院日数が異なります。

■消化器内科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
060100xx01xxxx	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）　内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術	380	2.18	2.64	0.00	68.09
060340xx03x00x	胆管（肝内外）結石、胆管炎　限局性腹腔膿瘍手術等　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	81	8.85	8.94	1.23	77.81
060020xx04xxxx	胃の悪性腫瘍　内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術	78	8.19	7.76	0.00	73.26
060050xx97x0xx	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　その他の手術あり　手術・処置等２なし	60	8.92	10.34	0.00	76.07
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２なし	52	19.88	21.11	19.23	83.21

消化器内科で最も多い症例は、令和３年に引き続き小腸大腸の良性疾患の診断群で、大腸ポリープなどを内視鏡により切除する治療を行ったものです。２番目に多い症例は胆管結石・胆管炎の診断群で、内視鏡による胆管結石に対する手術や胆管炎に対するステント留置などを行った場合がこれにあたります。

■脳神経内科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
010060x2990401	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病なし　発症前Rankin Scale 0、1又は2	90	18.10	15.97	24.44	73.70
010060x2990411	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病１あり　発症前Rankin Scale 0、1又は2	25	19.48	17.76	28.00	76.52
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２なし	23	14.87	21.11	8.70	84.91
010060x2990421	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病２あり　発症前Rankin Scale 0、1又は2	20	37.90	31.04	50.00	82.85
010060x2990400	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病なし　発症前Rankin Scale 3、4又は5	18	22.94	19.98	16.67	85.00

脳神経内科で最も多い症例は脳梗塞で、１、２、４、５番目は脳梗塞の診断群です。脳梗塞の診断群は発症日、JCS、治療内容などにより診断群が細かく分かれているため、患者が少なく表示されていますが、令和４年度の脳梗塞での入院件数は２７２件で、多数の患者さんの治療を行なっています。当院では急性期脳血管障害の治療に力を入れており、発症直後の脳梗塞の診断と治療に当たっています。

■呼吸器内科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
040040xx99200x	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１２あり　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	105	2.60	3.05	0.00	72.47
040040xx99040x	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病なし	79	7.59	8.60	1.27	74.37
030250xx991xxx	睡眠時無呼吸　手術なし　手術・処置等１あり	49	2.02	2.03	0.00	56.27
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２なし	45	22.98	21.11	17.78	84.80
040110xxxxx0xx	間質性肺炎　手術・処置等２なし	29	25.83	18.57	0.00	76.48

呼吸器内科で最も多い症例は肺の悪性腫瘍の診断群で、１、２番目がこれにあたります。１番目は肺癌の診断・治療のために組織検査をするための入院で、２番目は肺癌に対する抗癌剤などの化学療法のための入院です。肺癌の診断群は治療内容、副傷病の有無で診断群が診断群が細かく分かれているため、患者数が少なく表示されていますが、令和４年度の肺癌の診断群の入院件数は３９２件であり、多数の患者さんの治療を行なっています。

■循環器内科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
050130xx9900x0	心不全　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　他の病院・診療所の病棟からの転院以外	138	16.05	17.54	7.25	83.14
050070xx01x0xx	頻脈性不整脈　経皮的カテーテル心筋焼灼術　手術・処置等２なし	113	4.73	4.65	0.00	66.51
050210xx97000x	徐脈性不整脈　手術あり　手術・処置等１なし、１,３あり　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	94	11.01	9.89	5.32	83.31
050050xx0200xx	狭心症、慢性虚血性心疾患　経皮的冠動脈形成術等　手術・処置等１なし、１,２あり　手術・処置等２なし	85	4.51	4.26	0.00	72.16
050030xx97030x	急性心筋梗塞（続発性合併症を含む。）、再発性心筋梗塞　その他の手術あり　手術・処置等１なし、１あり　手術・処置等２３あり　定義副傷病なし	46	11.85	14.64	2.17	68.91

循環器内科で最も多い症例は心不全の診断群です。次に多いのは心房細動や心室期外収縮などの頻脈性の不整脈に対してアブレ－ションというカテーテルを使った手術を行う診断群です。心不全については、高齢化に伴い近年増加している疾患で、平均年齢は８０歳以上と高くなっています。当院では医師、慢性心不全看護認定看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士、医療ソーシャルワーカーで構成された心不全チームがあり、心不全を生じさせない、増悪させないための体制を整えています。

■小児科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
140010x199x0xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（2500g以上）　手術なし　手術・処置等２なし	101	5.15	6.13	0.00	0.00
080270xxxx1xxx	食物アレルギー　手術・処置等１あり	88	1.01	2.09	0.00	4.11
140010x199x1xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（2500g以上）　手術なし　手術・処置等２１あり	53	8.85	10.26	0.00	0.00
040090xxxxxxxx	急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）	45	4.18	5.89	0.00	1.02
140010x299x2xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（1500g以上2500g未満）　手術なし　手術・処置等２２あり	29	28.76	28.04	0.00	0.00

小児科で最も多い症例は、妊娠期間短縮・低出産体重に関する障害の診断群で、主に出生直後の新生児の入院です。２番目に多いのは食物アレルギーの検査入院の診断群です。産科との連携を緊密にしており、ハイリスク分娩や早産等の場合は小児科医が出産に立ち会い、新生児の救命蘇生措置を行なっています。当院は新生児集中治療室（NICU)と生育ケアユニット（GCU)を持ち、治療にあたっています。

■乳腺外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
090010xx010xxx	乳房の悪性腫瘍　乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等　手術・処置等１なし	83	12.58	9.99	3.61	69.02
090010xx99x40x	乳房の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病なし	45	4.09	3.66	0.00	64.44
090010xx02xxxx	乳房の悪性腫瘍　乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの）	39	6.85	5.67	0.00	63.82
090010xx97x3xx	乳房の悪性腫瘍　その他の手術あり　手術・処置等２３あり	28	6.25	13.28	0.00	60.86
090010xx99x30x	乳房の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２３あり　定義副傷病なし	26	5.04	6.02	0.00	64.58

乳腺外科で多い症例は１～５番目まで全て乳癌など乳房の悪性腫瘍の診断群です。当院では切除術、温存手術、抗癌剤やホルモン治療などの化学療法、放射線などの治療を行なっています。

■消化器外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
060160x001xxxx	鼠径ヘルニア（15歳以上）　ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等	79	4.78	4.59	0.00	70.85
060035xx010x0x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍　結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等　手術・処置等１なし　定義副傷病なし	55	17.84	15.40	0.00	73.51
060210xx99000x	ヘルニアの記載のない腸閉塞　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	43	11.05	9.00	2.33	72.35
060150xx99xxxx	虫垂炎　手術なし	38	6.74	7.93	0.00	43.42
060150xx03xxxx	虫垂炎　虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等	37	5.95	5.32	0.00	40.14

消化器外科で最も多い症例は鼠径ヘルニアに対し手術を行う診断群です。２番目は結腸の癌に対して結腸切除術などの手術を行う診断群です。３番目はイレウスなどに対し保存的加療を行う診断群です。当院では食道癌、胃癌、肝癌、胆管癌、膵臓癌などの悪性疾患や、急性虫垂炎、急性胆のう炎などの急性疾患、腹部外傷などの救急医療を行なっています。

■整形外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
160800xx01xxxx	股関節・大腿近位の骨折　人工骨頭挿入術　肩、股等	170	28.21	26.42	61.18	84.64
160690xx99xxxx	胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）　手術なし	65	21.49	20.09	63.08	82.62
070343xx01x0xx	脊柱管狭窄（脊椎症を含む。）　腰部骨盤、不安定椎　脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）　前方椎体固定等　手術・処置等２なし	31	23.61	20.05	3.23	68.06
160760xx97xx0x	前腕の骨折　手術あり　定義副傷病なし	30	5.23	4.86	3.33	61.13
160740xx01xx0x	肘関節周辺の骨折・脱臼　骨折観血的手術　肩甲骨、上腕、大腿等　定義副傷病なし	18	11.56	5.61	16.67	34.72

整形外科では手術が必要な外傷疾患を多く受け入れています。最も多い症例は大腿骨骨折で手術をした診断群、２番目は胸椎骨折や腰椎骨折で保存的加療をした診断群です。３番目は腰部の脊柱管狭窄症等で手術をした診断群となっています。大腿骨骨折の手術をする場合や胸椎骨折及び腰椎骨折の症例の場合は、ＡＤＬの低下等の理由ですぐに自宅退院ができないため継続してリハビリを行う必要があるので、転院率が高くなっています。

■形成外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
080010xxxx0xxx	膿皮症　手術・処置等１なし	63	14.21	13.50	3.17	72.13
070010xx970xxx	骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）　その他の手術あり　手術・処置等１なし	36	3.50	4.50	0.00	44.83
180060xx97xxxx	その他の新生物　手術あり	23	2.96	5.96	0.00	40.30
050170xx9720xx	閉塞性動脈疾患　その他の手術あり　手術・処置等１２あり　手術・処置等２なし	17	43.53	37.07	23.53	80.71
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２なし	16	19.94	21.11	25.00	85.19

形成外科で最も多い症例は蜂巣炎、蜂窩織炎などの膿皮症に対して抗生剤等による治療を行った診断群です。２番目に多い症例は皮膚や皮下にできた良性腫瘍を手術によって摘出する診断群です。２番目、３番目はいずれも腫瘍に対して手術を行った診断群ですが、全国の平均在院日数対し、当院の平均在院日数は１日以上短く、早期の退院が実現できています。

■脳神経外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
160100xx99x00x	頭蓋・頭蓋内損傷　手術なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	48	9.40	8.54	20.83	66.65
010040x099000x	非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	37	25.68	19.58	48.65	73.22
160100xx97x00x	頭蓋・頭蓋内損傷　その他の手術あり　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	25	8.92	10.14	8.00	74.64
010050xx02x00x	非外傷性硬膜下血腫　慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	23	11.61	11.85	8.70	77.52
010040x199x0xx	非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10以上）　手術なし　手術・処置等２なし	22	23.27	23.28	45.45	79.55

脳神経外科で最も多い症例は外傷性くも膜下出血、急性硬膜下血腫、脳挫傷などの頭蓋・頭蓋内損傷に対し、保存的加療を行う診断群です。一方３番目は、１番目の頭蓋及び頭蓋内の損傷などに対し、手術を行う場合の診断群です。また、２番目は外傷が原因ではない視床出血や被殻出血などにリハビリテーション等による治療を行う診断群です。脳神経外科では脳腫瘍、脳血管障害、外傷などあらゆる脳神経疾患に対して治療を行なっています。

■呼吸器外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
040040xx97x00x	肺の悪性腫瘍　その他の手術あり　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	54	8.65	10.06	0.00	71.37
040200xx01x00x	気胸　肺切除術等　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	22	7.95	9.68	4.55	30.86
040200xx99x00x	気胸　手術なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	10	6.20	9.24	20.00	58.80
160400xx99x0xx	胸郭・横隔膜損傷　手術なし　手術・処置等２なし	-	-	9.54	-	-
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２なし	-	-	21.11	-	-
040040xx99040x	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病なし	-	-	8.60	-	-
160450xx99x10x	肺・胸部気管・気管支損傷　手術なし　手術・処置等２あり　定義副傷病なし	-	-	10.83	-	-

呼吸器外科で最も多い症例は肺の悪性腫瘍に対して手術を行った診断群です。２番目に多いのは自然気胸に対して肺の切除術や縫縮術などの手術を行った診断群になります。また、３番目に多いのは自然気胸に対して保存的加療を行った診断群です。呼吸器外科では肺癌をはじめ、縦隔腫瘍、転移性肺腫瘍、気胸、膿胸、胸部外傷、手掌多汗症などの疾患に対して手術を中心に治療を行なっています。なお、１０件未満の診断群については、患者数を「-」で表示しています。

■心臓血管外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
110280xx02x00x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　動脈形成術、吻合術　その他の動脈等　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	36	5.17	7.59	0.00	72.39
050163xx01x1xx	非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤　大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。）　上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等　手術・処置等２１あり	26	31.31	28.13	19.23	74.31
050080xx0101xx	弁膜症（連合弁膜症を含む。）　ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等　手術・処置等１なし　手術・処置等２１あり	22	17.68	21.78	0.00	70.45
050163xx03x0xx	非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤　ステントグラフト内挿術　手術・処置等２なし	15	13.00	10.62	0.00	77.60
050163xx02x1xx	非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤　大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。）　腹部大動脈（分枝血管の再建を伴うもの）等　手術・処置等２１あり	14	17.86	19.15	0.00	73.43

心臓血管外科で最も多い症例は内シャント造設術・シャント狭窄に対する血管移植術、バイパス移植術です。２番目は大動脈瘤に対して大動脈瘤切除やステンドグラフト挿入の手術等を行った診断群です。当院ではハイブリッド手術室を有しており、ステントグラフト挿入術などに代表される血管造影技術を駆使して行う手術をより高い精度で行なっています。

■皮膚科

文章

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
（自院）

平均
在院日数
（全国）

転院率

平均年齢

患者用パス

080190xxxxxxxx

脱毛症

19

3.00

3.34

0.00

43.42

080050xxxxxxxx

湿疹、皮膚炎群

12

12.67

10.63

0.00

50.83

080020xxxxxxxx

帯状疱疹

－

9.25

－

180030xxxxxx0x

その他の感染症（真菌を除く。）　定義副傷病なし

－

9.48

－

080010xxxx0xxx

膿皮症　手術・処置等１なし

－

13.50

－

皮膚科で最も多い症例は脱毛症に対しステロイド治療を行った診断群です。他にもアトピー性皮膚炎、蜂窩織炎、皮膚腫瘍等様々な疾患に対応しています。３番目以降は１０件未満のため患者数を「-」で表示しています。

■泌尿器科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
110080xx991xxx	前立腺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１あり	152	2.01	2.45	0.00	70.85
11012xxx03xxxx	上部尿路疾患　体外衝撃波腎・尿管結石破砕術（一連につき）	67	1.45	2.49	0.00	52.16
11012xxx02xx0x	上部尿路疾患　経尿道的尿路結石除去術　定義副傷病なし	63	5.13	5.29	0.00	62.57
110070xx03x20x	膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術　手術・処置等２２あり　定義副傷病なし	48	6.65	6.66	0.00	71.83
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症　手術なし	46	13.07	13.61	6.52	75.35

泌尿器科で最も多い症例は、前立腺悪性腫瘍の診断目的のために行う１泊２日の検査入院の診断群です。２、３番目の症例は尿管結石、腎結石等の手術を行った診断群です。結石の治療については、レーザーを用いて結石を破砕する経尿道的尿路結石除去術や１泊２日または日帰りで治療が可能な体外衝撃波腎・尿管結石破砕術を行なっています。

■産婦人科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
120180xx01xxxx	胎児及び胎児付属物の異常　子宮全摘術等	63	9.56	9.38	0.00	33.27
120260x001xxxx	分娩の異常（分娩時出血量2000ml未満）　子宮破裂手術等	42	8.88	9.37	0.00	33.67
120070xx02xxxx	卵巣の良性腫瘍　卵巣部分切除術（腟式を含む。）　腹腔鏡によるもの等	38	6.18	6.04	0.00	44.00
12002xxx02x0xx	子宮頸・体部の悪性腫瘍　子宮頸部（腟部）切除術等　手術・処置等２なし	34	3.00	3.02	0.00	43.97
120060xx02xxxx	子宮の良性腫瘍　腹腔鏡下腟式子宮全摘術等	30	4.90	5.98	0.00	46.27

産婦人科で最も多い症例は、既往帝切後妊娠等に帝王切開などの手術を行った診断群です。２番目に多い症例は、分娩停止や児頭回旋異常などの分娩の異常に対して帝王切開術などの手術を行った診断群です。また、３番目に多い症例は卵巣腫瘍に対して摘出手術を行った診断群となっております。当院では地域周産期医療センターに認定されており、県内の周産期医療施設と連携をとり診療を行なっています。

■眼科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
020110xx97xxx0	白内障、水晶体の疾患　手術あり　片眼	234	2.27	2.63	0.00	73.99
020110xx97xxx1	白内障、水晶体の疾患　手術あり　両眼	199	4.50	4.67	1.01	74.82
020220xx97xxx0	緑内障　その他の手術あり　片眼	61	3.13	5.18	3.28	75.16
020240xx97xxx0	硝子体疾患　手術あり　片眼	57	3.84	5.07	0.00	71.91
020160xx97xxx0	網膜剥離　手術あり　片眼	57	4.88	8.05	0.00	57.35

眼科で最も多い症例は白内障で、１番目は片眼の手術を行った診断群、２番目は両眼の手術を行った診断群です。次いで緑内障、硝子体疾患、網膜前膜等で手術を行った診断群と続きます。いずれの診断群も全国と比べて在院日数が短く、早期退院ができています。他にも霰粒腫や鼻涙管閉鎖症など様々な疾患の治療を行なっています。

■耳鼻咽喉・頭頸部外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
030400xx99xxxx	前庭機能障害　手術なし	70	6.13	4.79	0.00	66.83
030240xx99xxxx	扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎　手術なし	45	6.11	5.69	0.00	42.56
030350xxxxxxxx	慢性副鼻腔炎	32	6.94	6.23	0.00	55.34
030390xx99xxxx	顔面神経障害　手術なし	31	8.65	8.81	0.00	58.68
030440xx01xxxx	慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫　鼓室形成手術	30	5.87	6.83	0.00	47.23

耳鼻咽喉・頭頸部外科で最も多い症例はめまい症の診断群です。２番目に多いのは扁桃炎や喉頭蓋炎、３番目は慢性副鼻腔炎の診断群となっています。内服や点滴による内科的治療の他に、甲状腺腫瘍や頭頚部癌に対して外科的治療も行なっています。

■救命救急科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２なし	39	23.15	21.11	30.77	86.46
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症　手術なし	23	17.74	13.61	30.43	84.17
161070xxxxx00x	薬物中毒（その他の中毒）　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	22	3.23	3.61	4.55	56.05
161020xxxxx00x	体温異常　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	16	6.94	6.70	12.50	74.81
180010x0xxx2xx	敗血症（1歳以上）　手術・処置等２２あり	14	13.50	31.56	21.43	84.29

救命救急科で最も多い症例は誤嚥性肺炎の診断群です。２番目に多いのは急性腎盂腎炎や尿路感染症の診断群、３番目は薬物中毒の診断群で、この診断群には、アルコール中毒や過量服用、ヘビや蜂など有毒動物によりアナフィラキシー反応を起こした症例等が含まれます。３番目の薬物中毒の診断群については、若年層にも多くみられ、他の診断群と比べて平均年齢が低くなっています。

初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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	初発					文章	文章	文章	文章	再発	病期分類基準（※）	版数
	文章	Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明	文章	文章	文章	再発	病期分類基準（※）	版数
胃癌	72	-	16	50	43	10	1	8,7
大腸癌	49	45	54	80	51	24	1	8,7,6
乳癌	55	99	40	27	18	48	1	8,7
肺癌	51	25	42	142	28	73	1	8,7
肝癌	-	10	18	-	-	65	1	8
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約									文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章

当院に入院し、５大癌の診療を行なった患者さんについて、病期・進行度などを示したものです。初回治療を行なった場合を「初発」とし、初回の一連の治療以降に継続治療を行なった場合を「再発」として集計しています。Stageは0～IVまであり、IVが最も進行していることになります。検査入院の場合、多くは退院の時点で組織検査の結果が確定しておらず、そういったケースは「不明」として計上しています。患者数が１０件に満たないものは「-」で示しています。（厚生労働省「病院情報の公表にかかるFAQ」より）令和４年度の５大癌の罹患患者総数は多い順に、胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌でした。臓器別のStage分類で多いのは、胃癌はStageⅠ、乳癌はStageⅡ、肝癌はStagesⅢ、大腸癌と肺癌と大腸癌はStageⅣでした。当院は地域がん診療連携拠点病院の指定を受けており、幅広いがん治療を行なっています。治療は癌の病期（Stage）、患者さんの全身状態に応じ、患者さん一人ひとりに合わせた最適な治療を選択しています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	19	16.05	61.79
中等症	75	15.51	80.11
重症	26	19.50	84.38
超重症	14	23.71	85.71
不明	-	-	-

市中肺炎とは日常生活（病院外）で肺炎を発症する肺炎のことです。インフルエンザなどのウイルス肺炎や誤嚥性肺炎（食べ物などが誤って気管に入り細菌が増殖することによって起こる肺炎）は含まれません。重症度はA-DROPスコアを用いた評価で軽傷～超重症の４段階で評価されています。当院では中等症の患者さんが最も多く、全体の半数以上を占めています。また、軽症から重症になるほど平均年齢が高くなるとともに、在院日数も長くなる傾向にあります。

脳梗塞の患者数等

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発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	274	23.68	78.95	25.34
その他	18	21.72	81.00	1.37

脳梗塞の患者さんの発症から入院までの経過した日数毎に、患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示したものです。脳梗塞は発症日から３日以内の入院患者さんの割合が多く、全体の約９３％を占めています。当院では２４時間体制でＣＴ、ＭＲＩ、超音波検査など直後に脳梗塞の診断と治療が可能となっており、入院時より脳梗塞の病型にあった治療を行なっています。また、急性期からリハビリテーションを開始し、社会復帰・自宅退院を目指すとともに、「脳卒中地域連携パス」を用いたスムーズな転院を目指しています。表中の「転院率」とは、当院退院後に他の医療機関に転院（入院）した割合を示しており、回復期のリハビリテーションを目的とした転院になっています。

診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）

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診療科ごとの手術件数を集計し、患者数の多い順にKコード別に示したものです。Kコードとは診療報酬上の手術分類であり、手術ごとに方法・部位大きさなどの要素で細かく分類されています。輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は対象外のため、含まれていません。
患者数が１０件未満に満たないものは「-」で示しています。（厚生労働省「病院情報の公表にかかるFAQ」より）

■腎臓内科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K6121ｲ	末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）（単純）	19	9.53	16.05	0.00	69.79
K635-3	連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術	-	-	-	-	-
K616-41	経皮的シャント拡張術・血栓除去術（初回）	-	-	-	-	-
K347-4	内視鏡下鼻中隔手術２型（粘膜手術）	-	-	-	-	-
K6147	血管移植術、バイパス移植術（その他の動脈）	-	-	-	-	-

腎臓内科で最も多い手術は末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）です。この手術は、血液透析が必要な腎不全の方に、皮下で動脈と静脈をつなぐ内シャントを造設する手術となります。なお、１０件未満の手術については、患者数等を「-」で表示しています。

■消化器内科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）	397	0.25	1.11	0.00	68.07
K6532	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍胃粘膜）	67	1.03	6.28	0.00	73.72
K6152	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術）	55	1.15	7.20	0.00	76.78
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	50	1.92	9.04	6.00	80.62
K6872	内視鏡的乳頭切開術（胆道砕石術を伴う）	41	1.49	10.59	4.88	81.24

消化器内科で最も多い手術は大腸ポリープに対して行う内視鏡手術です。１、２、４、５番目の手術は内視鏡による手術で、低侵襲で身体への負担が比較的少ない治療とされています。

■脳神経内科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K178-4	経皮的脳血栓回収術	12	0.00	23.25	25.00	84.08
K386	気管切開術	-	-	-	-	-
K664	胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む）	-	-	-	-	-
K2762	網膜光凝固術（その他特殊）	-	-	-	-	-
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）	-	-	-	-	-

脳神経内科で最も多い手術は経皮的に行なう脳血栓回収術です。塞栓症等の患者さんに対して行なう手術であり、平均年齢が８０歳以上で高齢の方に多い疾患です。なお、１０件未満の手術については、患者数等を「-」で表示しています。

■呼吸器内科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K6151	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（止血術）	10	1.10	8.60	0.00	72.70
K6112	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（四肢）	-	-	-	-	-
K654	内視鏡的消化管止血術	-	-	-	-	-
K496-4	胸腔鏡下膿胸腔掻爬術	-	-	-	-	-
K651	内視鏡的胃、十二指腸ステント留置術	-	-	-	-	-

呼吸器内科で最も多い手術は血管塞栓術です。この手術は、喀血等に対し、血管内にカテーテルを挿入し、血管を塞ぐ物質を注入して出血を止める手術です。

■循環器内科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K5951	経皮的カテーテル心筋焼灼術（心房中隔穿刺、心外膜アプローチ）	89	1.38	3.17	1.12	67.20
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術（その他）	76	3.51	2.50	0.00	72.42
K5491	経皮的冠動脈ステント留置術（急性心筋梗塞）	52	0.25	12.42	9.62	71.23
K5972	ペースメーカー移植術（経静脈電極）	44	1.45	9.36	2.27	83.00
K597-2	ペースメーカー交換術	35	1.06	7.11	2.86	82.34

循環器内科で最も多い手術は心房細動や心室粗動などの不整脈に対してアブレーションというカテーテルを使って行う手術です。心筋梗塞、狭心症、などの虚血性心疾患や不整脈の患者さんに行ったカテーテル治療が上位を占めています。

■小児科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K9131	新生児仮死蘇生術（仮死第１度）	24	0.00	19.79	0.00	0.00
K9132	新生児仮死蘇生術（仮死第２度）	-	-	-	-	-
K653-3	内視鏡的食道及び胃内異物摘出術	-	-	-	-	-
K7151	腸重積症整復術（非観血的）	-	-	-	-	-
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	-	-	-	-	-

小児科で最も多い手術は新生児仮死蘇生術です。新生児仮死とは出生時の呼吸障害、循環障害などの症候群で、スコアによって１度と２度に分類されます。救命のため吸引や人工呼吸などの蘇生措置を行ないます。なお、１０件未満の手術については、患者数等を「-」で表示しています。

■乳腺外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K4763	乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術（腋窩部郭清を伴わない））	54	1.26	9.56	3.70	71.72
K4762	乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わない））	39	1.31	4.54	0.00	63.82
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）等	29	0.07	3.17	0.00	61.62
K4765	乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術・胸筋切除を併施しない）	24	2.17	12.33	4.17	64.50
K6112	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（四肢）	12	1.50	14.33	0.00	57.00

乳腺外科で最も多い手術は乳癌に対する手術で１、２、４番目がこれにあたります。３、５番目は抗癌剤などの化学療法を行なうためのカテーテルを設置するための手術で、設置する部位により手術が異なります。

■消化器外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K6335	鼠径ヘルニア手術	76	0.29	2.47	0.00	70.43
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	64	1.70	5.41	0.00	66.55
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	42	4.76	11.00	0.00	73.21
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	24	0.29	5.96	0.00	69.33
K714	腸管癒着症手術	22	1.73	18.27	18.18	64.82
K7193	結腸切除術（全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術）	22	8.77	25.23	9.09	75.59

外科で最も多い手術は鼠径ヘルニアの手術です。２番目は腹腔鏡下胆嚢摘出術で、３番目は腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術す。腹腔鏡による手術は低侵襲で身体への負担が比較的少ない治療とされています。

■整形外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K0461	骨折観血的手術（大腿）等	112	2.98	21.77	49.11	81.35
K0811	人工骨頭挿入術（股）	75	3.73	26.55	65.33	84.56
K0462	骨折観血的手術（前腕）等	46	2.02	10.33	15.22	67.76
K0821	人工関節置換術（膝）等	30	3.03	32.93	26.67	72.90
K0463	骨折観血的手術（膝蓋骨）等	26	2.69	12.04	19.23	58.54

整形外科で最も多い手術は大腿骨骨折に対して行う手術で１、２番目の手術が該当します。転倒や尻もちをついた時に起こりやすく、高齢者に多い疾患のため平均年齢が高くなっています。

■形成外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K084	四肢切断術（下腿）等	21	9.14	47.29	38.10	79.05
K0051	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ未満）	17	0.71	2.12	0.00	27.71
K013-21	全層植皮術（２５ｃｍ２未満）	16	11.56	15.00	6.25	69.00
K287	先天性耳瘻管摘出術	10	1.00	1.90	0.00	16.10
K0062	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３ｃｍ以上６ｃｍ未満）	10	0.60	1.90	0.00	44.20
K628	リンパ管吻合術	10	3.50	2.60	0.00	67.50
K0052	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ以上４ｃｍ未満）	10	0.30	1.30	0.00	44.30

形成外科で最も多い手術は下腿の切断をする手術です。２番目に多いのは、皮膚や皮下に出来た（長径２ｃｍ未満）の良性腫瘍を摘出する手術です。良性の腫瘍の切除術は、部位、大きさにより手術のＫコードが異なります。

■脳神経外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	41	0.68	12.66	12.20	78.49
K1692	頭蓋内腫瘍摘出術（その他）	14	5.00	18.07	7.14	56.00
K609-2	経皮的頸動脈ステント留置術	-	-	-	-	-
K1643	頭蓋内血腫除去術（開頭）（脳内）	-	-	-	-	-
K1771	脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所）	-	-	-	-	-
K1742	水頭症手術（シャント手術）	-	-	-	-	-
K1781	脳血管内手術（１箇所）	-	-	-	-	-

脳神経外科で最も多い手術は慢性硬膜下血腫に対して行なう洗浄術です。平均年齢が７５歳以上であり、高齢の方に多い疾患です。２番目に多い手術は、頭蓋内腫瘍摘出術で、脳腫瘍や髄膜腫に対する腫瘍の摘出を行う手術となります。なお、１０件未満の手術については、患者数等を「-」で表示しています。

■呼吸器外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K514-23	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超える）	27	1.44	6.41	0.00	68.74
K5131	胸腔鏡下肺切除術（肺嚢胞手術（楔状部分切除））	22	3.05	3.41	0.00	30.45
K514-22	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（区域切除）	11	1.36	5.64	0.00	74.36
K514-21	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除）	11	1.36	4.91	0.00	70.55
K488-4	胸腔鏡下試験切除術	-	-	-	-	-

呼吸器外科で多いのは肺の悪性腫瘍に対する胸腔鏡手術で１、３、４番目にあたります。切除の仕方によってKコードが分かれます。１～５番目までの手術はいずれも胸腔鏡による手術です。胸腔鏡による手術は低侵襲で身体への負担が比較的少ない治療とされています。なお、１０件未満の手術については、患者数等を「-」で表示しています。

■心臓血管外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K6121ｲ	末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）（単純）	38	0.50	3.53	0.00	72.61
K560-22ﾆ	オープン型ステントグラフト内挿術（上行・弓部同時、その他）	17	2.00	34.29	29.41	72.06
K5612ﾛ	ステントグラフト内挿術（腹部大動脈）	15	3.73	17.13	6.67	76.73
K555-22	経カテーテル弁置換術（経皮的大動脈弁置換術）	14	2.86	14.00	7.14	85.00
K5606	大動脈瘤切除術（腹部大動脈（分枝血管の再建））	13	3.00	13.92	0.00	72.08
K6153	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他）	13	0.92	1.38	0.00	76.46

心臓血管外科で最も多い手術は末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）（単純）です。２番目、３番目はステントグラフトの内挿術です。４番目はTAVI（経カテーテル大動脈弁置換術）で、TAVIは従来の外科的治療と違い、開胸を伴わない手術のため、低侵襲で身体への負担が比較的少ない治療とされています。

■泌尿器科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K8036ｲ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用）	89	1.01	4.45	0.00	72.79
K768	体外衝撃波腎・尿管結石破砕術	67	0.00	0.45	0.00	52.16
K7811	経尿道的尿路結石除去術（レーザー）	66	1.00	3.18	0.00	62.77
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	39	0.74	8.67	5.13	73.18
K843-2	腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術	30	1.00	10.20	0.00	70.40

泌尿器科で最も多い手術は膀胱の悪性腫瘍に対して行う手術です。２、３番目はどちらも尿管結石や腎結石に対して行う手術ですが、２番目の体外衝撃波腎・尿管結石破砕術の方が平均年齢が１０歳程度低く、また、日帰りでの手術も可能なため、在院日数が短いです。

■産婦人科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K8981	帝王切開術（緊急帝王切開）	89	3.45	7.25	0.00	32.97
K8982	帝王切開術（選択帝王切開）	76	4.59	6.84	0.00	33.59
K8882	子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡）	40	1.00	4.15	0.00	40.05
K877-2	腹腔鏡下腟式子宮全摘術	34	1.00	4.41	0.00	48.82
K867	子宮頸部（腟部）切除術	32	1.00	1.00	0.00	44.72

産婦人科で多い手術は帝王切開手術で、１番目と２番目がこれにあたります。予定されて行う場合と、分娩中に手術が必要な事態が生じたために緊急で行う場合でKコードが異なっており、令和４年度は緊急での手術の方がやや多いです。

■眼科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K2821ﾛ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入）（その他）	433	0.47	1.82	0.46	74.49
K2801	硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む）	140	0.54	2.94	0.00	65.46
K2682ｲ	緑内障手術（流出路再建術）（眼内法）	132	0.70	2.02	0.00	71.27
K2802	硝子体茎顕微鏡下離断術（その他）	51	0.51	2.08	0.00	70.12
K2685	緑内障手術（緑内障治療用インプラント挿入術）（プレートあり）	37	0.27	2.41	2.70	75.35

眼科で最も多い手術は令和３年度と同じく水晶体再建術です。白内障に対して行う手術で、高齢者に多い疾患のため比較的平均年齢が高くなっています。

■耳鼻咽喉・頭頸部外科								文章	文章	文章	文章	文章	文章	文章
Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K340-6	内視鏡下鼻・副鼻腔手術４型（汎副鼻腔手術）	20	1.90	4.35	0.00	51.40
K368	扁桃周囲膿瘍切開術	19	0.37	5.16	0.00	40.58
K3192	鼓室形成手術（耳小骨再建術）	19	2.00	3.74	0.00	47.68
K3772	口蓋扁桃手術（摘出）	19	1.32	6.11	0.00	22.53
K4611	甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術（片葉のみ）	18	2.11	5.28	0.00	58.56

耳鼻咽頭･頭頸部外科で最も多い手術は、内視鏡を用いた慢性副鼻腔炎に対する手術（ＥＳＳ）です。１～５番目まで患者数に差が無く、また、他の診療科と比べ、平均年齢も全体的に低くなっております。

その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）

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DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	1	0.01
130100	播種性血管内凝固症候群	G46$	脳血管疾患における脳の血管(性)症候群	異なる	6	0.05
180010	敗血症	同一	72	0.57
180010	敗血症	I63$	脳梗塞	異なる	29	0.23
180035	その他の真菌感染症	同一	4	0.03
180035	その他の真菌感染症	I66$	脳動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	29	0.23
180040	手術・処置等の合併症	I679	脳血管疾患，詳細不明	異なる	-	-

播種性血管内凝固症候群とは、感染症や悪性腫瘍などをきっかけにしておきる重篤な疾患です。全身の血管に小さな血栓ができて細い血管をつまらせることで凝固過剰となり、凝固因子と血小板が不足し、出血を引き起こします。高齢者が多い地域であり、肺炎や尿路感染症に罹患する患者さんが多く、その重篤化から敗血症になる場合がほとんどです。症例数は令和３年度より増加しています。当院では救命救急センター、集中治療室を有しており、重症な患者さんを積極的に受け入れています。入院中に播種性血管内凝固症候群や敗血症の状態になった場合でも、各診療科が連携を取り、対応をしています。手術･処置等の合併症には術後の感染や出血、予防接種後の副反応等の症例が含まれます。当院では手術・処置を行なう前に、合併症について説明を行った上で治療を行なっており、治療に際しては合併症を起こさないよう細心の注意を払って治療を行なっています。

2022年度 松江赤十字病院 病院指標