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日本赤十字社
松江赤十字病院
〒690-8506
島根県松江市母衣町200
TEL.0852-24-2111
FAX.0852-31-9783
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心臓血管外科

 

心臓血管外科

心臓血管外科
 
診療科の概要
対象疾患 心臓弁膜症、大動脈疾患、虚血性心疾患、末梢血管疾患、静脈疾患、透析バスキュラーアクセス
 
外来患者数(1日平均患者数 10~15名
 
入院患者数(1日平均患者数) 15~20名
 
施設認定 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構認定修練基幹施設
     経カテーテル的大動脈弁置換術実施施設
     胸部大動脈瘤ステントグラフト実施施設
     腹部大動脈瘤ステントグラフト実施施設
     下肢静脈瘤血管内焼灼術実施施設
 
スタッフの概略 医師 5名、臨床工学技士11名
 
 

診療内容

診療内容
 
手術名(2018年1月~12月) 実施数
弁膜症手術(±冠動脈バイパス) 35例
胸部大動脈手術(±冠動脈バイパス、±弁膜症手術) 17例
(ステントグラフト12例)
冠動脈バイパス術(単独) 22例
先天性心疾患 0例
腹部大動脈手術 31例
(ステントグラフト29例)
末梢動脈手術 17例
静脈瘤手術 29例
内シャント設置術 85例
その他 18例
 

診療科トピックス

診療科トピックス
 
1986年、島根県で初めて心臓血管外科としての診療科を創設し、以来年間に250前後の手術を施行しています。主要な手術は人工心肺を用いた心大血管手術で、開設以来約3000例を行っており、人工心肺を使用しない心拍動下の冠動脈バイパス手術、大血管へのステントグラフト内挿術がそれに加わります。その他には、腹部大動脈瘤の手術、下肢へのバイパス術、静脈瘤の手術、透析患者さんへの内シャント造設手術などを行っています。

高齢者の心臓、大血管手術は増加の一途をたどっており、最近では、以前と比べ脳梗塞(予備群も含む)、慢性肺疾患、糖尿病、慢性腎不全・維持透析等々の疾患を併せ持った患者さんが増えており、年齢以上に本来より難易度の高い手術が増えています。それに伴い手術前後の管理も多様な病態に対応する必要があり、心臓血管外科のみの診療では不充分なケースが増えています。それに対応すべく様々な専門科と協力し、当院の総合力を結集して診療にあたるようにしています。高齢者の多いこの地域、80歳以上の高齢者手術は珍しくなく、御高齢でも必要に応じて医療の手をさしのべることは意義あることと考えています。

各診療科のサポートだけではなく、手術後のリハビリに代表されるコメディカルのサポートも心臓血管の大手術には大変重要な役割となります。リハビリは手術後のことも考えて手術前より担当療法士が対応し、土曜日、日曜日の病院休診日も積極的にリハビリを行っています。また、食事や薬のことについても当科担当の栄養士、薬剤師がおり、日々相談しながら、多くのスタッフのサポートのもと、皆さんの回復のお手伝いをさせて頂いています。また、心臓血管外科手術には切り離すことのできない臨床工学技士も24時間、常に様々な場面で医療機器の操作、調整など重要な診療のサポートをしてくれ、これも患者さんにとって力強い味方となっているかと思います。病気に休日はありません。それに対応できるようみんなで工夫、協力し、皆様の診療にあたらせて頂いています。さらに、当科では診療看護師 (Nurse Practitioner; NP)が入院中の患者さんのサポートをしてくれています。NPとは医師に準じた処置もできる特別な資格を持った看護師で、当科に入院中の患者さんの管理に、手術中も含めて多岐にわたって携わっています。山陰地方では心臓血管外科に携わるNPは初となりますが、医師の働き方改革が言われている中、強力な助っ人となるよう皆様のお世話に取り組んでいこうと思います。

狭心症、心筋梗塞に代表される虚血性心疾患のバイパス手術は、個々の患者さんの状態を考え、従来よりなされている人工心肺を使用した心停止下による方法と人工心肺を使用しない心拍動下での双方で行っています。胸部・腹部大動脈瘤に対する治療は、開胸・開腹による人工血管置換術に加えてステントグラフトによる治療も定着し、また、以前であれば静脈そのものを抜去するのが基本であった静脈瘤の手術に対しては、麻酔も軽く大きな切開を必要としないレーザー治療を行っています。

2018年4月に島根県では初となるハイブリッド手術室が完成、稼働し、ステントグラフト内挿術に代表されるような通常の手術に血管造影技術を駆使して行う手術をより高い精度で行うことが可能となりました。さらに、2019年3月からは、大動脈弁狭窄症に対するカテーテル的大動脈弁移植術(TAVI)も導入いたしました。今までは開胸し、人工心肺を使用して心臓を停止させて行っていた手術と異なり、主に鼠径部の動脈からカテーテルを用いて心臓拍動下に人工弁を留置することができる画期的な方法です。主に高齢者が対象となる手術ですが、お心当たりのある方はお気軽に御相談をいただければと思います。併せまして2019年4月より毎週水曜日に循環器内科による心臓弁膜症外来も開設されましたので、こちらに御相談をいただいてもよいかと思います。今後もどんどん進歩していくと思われる循環器領域の低侵襲化に可能な限り努めていこうと思っています。

松江日赤ならではの循環器内科との連携の良さも当院の特徴です。前述の虚血性心疾患をはじめとし、心臓血管手術を検討することとなった際には循環器内科医と心臓血管外科医がカンファレンスで話し合い一人一人の患者さんの治療方針を検討し、手術はあくまでも最終手段として考え、患者さんにとってベストな治療となるように心掛けています。循環器内科・心臓血管外科は同じ病棟で常に緊密に連携して行動しており、重症疾患では両者の息の合った協力態勢が救命にものをいうということを実感しています。高齢化、合併疾患の増加を受けて、今後は、安全・安心の医療を実現するためにも、高度さのみならず医療に繊細さが一層必要になると思われます。少しでも皆様に満足していただけるように、私どももよりよき循環器診療を目指して日々研鑽を積んでいきたいと思っています。

循環器内科・心臓血管外科チームは真の24時間、365日緊急対応の診療を30年以上にわたって行って参りました。今後も地域のSOSには必ず応じ、基幹病院としての責任を果たしていきたいと思います。
 
 

スタッフ紹介

スタッフ紹介
 
心臓血管外科部 部長
齋藤 雄平(さいとう ゆうへい)

平成3年 島根医科大学卒
資格等

    日本外科学会指導医、専門医 
  心臓血管外科専門医
  心臓血管外科修練指導医
  下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医 
  腹部大動脈瘤ステントグラフト指導医
    胸部大動脈瘤ステントグラフト指導医
  臨床研修指導医
  島根大学医学部臨床教授
 
所属学会

    日本外科学会
    日本胸部外科学会
    日本心臓血管外科学会
    日本血管外科学会
    日本循環器学会
  日本冠動脈外科学会
  日本心臓リハビリテーション学会
 
 
心臓血管外科部 副部長
片山 秀幸(かたやま ひでゆき)

平成19年 京都大学卒
資格等

    日本外科学会専門医
    心臓血管外科専門医
    腹部大動脈瘤ステントグラフト実施医
  下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医
 
所属学会

    日本外科学会
    日本胸部外科学会
    日本心臓血管外科学会
    日本血管外科学会
 
 
心臓血管外科部 医師
角 尚紀(すみ なおき)

平成27年 鳥取大学卒
所属学会

    日本外科学会
    日本心臓血管外科学会
 
 
心臓血管外科部 医師
仁井 陸冬(にい りくと)

平成27年 鳥取大学卒
資格等

    腹部大動脈瘤ステントグラフト実施医
    下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医
 
所属学会

    日本外科学会
    日本胸部外科学会
    日本心臓血管外科学会
    日本血管外科学会
 
専門分野

    心臓血管外科
 
 
 
心臓血管外科部 医師
添田 健(そえだ たけし)

昭和50年 京都大学卒
資格等

  日本外科学会専門医
    心臓血管外科専門医
    心臓血管外科修練指導医
 
所属学会

  日本外科学会
    日本胸部外科学会
    日本心臓血管外科学会(国際会員)
    日本血管外科学会
    日本循環器学会
 
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