当院は地域の基幹病院として、三次救急を含め高度かつ急性期の医療を担っています。侵襲的な検査や治療も数多く行われますが、地域柄、ご高齢の患者さんも多く、残念ながら事故が起こったり、不幸な転帰に至ってしまうこともあります。「絶対治ります」といったような100%の保証ができるはずもなく、「医療の不確実性」は避けられませんが、そうした中にあっても、患者さんに安心して安全・良質な医療を受けていただくため、病院全体で医療安全に取り組んでいます。
我々医療者の努力はもちろんのことですが、患者さん自身の医療安全への参加も重要と言われており、「患者さんに名乗ってもらう」「患者さんと一緒に薬を確認する」などがその例となります。患者さん、地域の皆さんにご協力いただきながら、信頼され続ける病院となるべく医療安全推進室としてこれからも活動してまいります。皆さんからの、さまざまなご意見、ご指導をお待ちしております。