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2021年度 松江赤十字病院 病院指標

年齢階級別退院患者数

年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数6352493815636921069201634322691974
 
令和3年度に一般病棟を退院した患者さんについて、入院時の年齢で10歳刻みの年齢階級別に表しています。90歳以上については1つの階級で集計しています。島根県は高齢化県であるため、60歳以上の患者さんの割合が全体の70%以上、70歳以上の患者さんの割合が半数以上を占めています。誤嚥性肺炎などの呼吸器疾患、大腸ポリープなどの消化器系疾患、尿路感染症などの腎・尿路系疾患が多い傾向となっています。退院患者数は昨年度より3.6%増加し、全体で12,702人になりました。
 

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

診療科別に診断群分類の上位5位の患者数等を示したものです。表中の「転院率」とは、当院退院後に他の医療機関に転院(入院)した割合を示します。
この指標ではDPC包括評価対象のみを集計しています。入院の治療の中には、DPC包括対象外となるものがあるため、実際には件数の多い治療でも上位5位に含まれないことがあります。 患者数が10件未満に満たないものは「-」で示しています。(厚生労働省「病院情報の公表にかかるFAQ」より)
■総合診療科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110310xx99xxxx
腎臓又は尿路の感染症 手術なし
16
16.31
13.14
12.50
77.31

100380xxxxxxxx
体液量減少症
15
18.60
10.66
20.00
82.80
180030xxxxxx0x
その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病 なし
-
-
10.47
-
-
070560xx99x00x
重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
-
-
14.75
-
-
040081xx99x0xx
誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし
-
-
20.57
-
-
総合診療科で最も多いのは尿路感染症や急性腎盂腎炎などの腎臓又は尿路の感染症の診断群です。2番目に脱水症の診断群です。どちらの疾患も高齢者に多い疾患で、平均年齢が高くなっています。
■血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
130030xx99x5xx
非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 5あり
63
23.43
19.92
0.00
72.33
130030xx99x9xx
非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 9あり
29
18.00
12.99
0.00
70.72
130030xx97x50x
非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2 5あり 定義副傷病 なし
28
27.18
31.17
0.00
74.14
130010xx97x2xx
急性白血病 手術あり 手術・処置等2 2あり
28
41.11
37.46
0.00
66.32
130060xx97x40x
骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし
24
20.83
18.76
0.00
78.96
血液内科では主に悪性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫、再生不良性貧血、骨髄異形性症候群などの血液免疫疾患の治療を行なっています。1~3番目の診断群は全て非ホジキン種という悪性リンパ腫に対して化学療法を行なった診断群です。化学療法の薬剤の違い等によって診断群が異なります。
■腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110280xx9900xx
慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし
71
7.54
10.39
0.00
63.96
110280xx9902xx
慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり
22
5.18
8.75
0.00
64.86
110260xx99x0xx
ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2 なし
20
12.10
20.43
0.00
72.65
110280xx9901xx
慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり
19
16.16
13.74
0.00
67.63
110280xx01x20x
慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし
18
20.89
25.90
0.00
61.83

腎臓内科では主にリウマチ性疾患(膠原病)と腎臓病の治療を行なっています。1番目と2番目の診断群は慢性腎不全などの腎疾患で、透析治療の有無で異なる診断群になっています。1番目の診断群は膠原病・腎臓内科の全体数の20%以上の割合を占めています。3番目の診断群はリウマチ性多発筋痛や顕微鏡的多発血管炎などの自己免疫疾患にあたります。いずれの診断群も在院日数は全国と比べて短い傾向にあり、早期の退院が実現できています。
■消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060100xx01xxxx
小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
418
2.18
2.65
0.00
67.91

060340xx03x00x
胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
71
10.27
9.21
2.82
75.56
060050xx97x0xx
肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし
55
9.85
10.48
0.00
75.98

060020xx04xxxx
胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術
52
8.21
7.96
0.00
72.71
060035xx03xxxx
結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術
45
7.93
6.78
0.00
71.62

消化器内科で最も多い症例は、昨年に引き続き小腸大腸の良性疾患の診断群で、大腸ポリープなどを内視鏡により切除する治療を行なったものです。2番目に多い症例は胆管結石・胆管炎の診断群で、内視鏡による胆管結石に対する手術や胆管炎に対するステント留置などを行なった場合にあたります。
■脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
010060x2990401
脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2
77
17.69
15.63
28.57
73.78
010060x2990411
脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 1あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2
33
15.21
17.48
15.15
76.39

010060x2990421
脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 2あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2
31
29.87
29.68
80.65
80.03

010230xx99x00x
てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
22
7.73
7.22
18.18
70.00
040081xx99x0xx
誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし
17
22.53
20.57
11.76
85.47
脳神経内科で最も多い症例は脳梗塞で、1~3番目は全て脳梗塞の診断群です。脳梗塞の診断群は発症日、JCS、治療内容などにより診断群が細かく分かれて多岐にわたるため、患者が少なく表示されていますが、令和3年度の脳梗塞での入院件数は282件で、多数の患者さんの治療を行なっています。当院では急性期脳血管障害の治療に力を入れており、発症直後の脳梗塞の診断と治療に当たっております。
■呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040040xx9910xx
肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし
134
2.96
3.30
0.75
73.66
030250xx991xxx
睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり
72
2.00
2.03
0.00
58.43
040110xxxxx0xx
間質性肺炎 手術・処置等2 なし
49
20.61
18.42
8.16
79.35
040040xx99040x
肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし
49
8.12
9.07
2.04
72.76
040081xx99x0xx
誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし
47
21.66
20.57
19.15
82.28

呼吸器内科で最も多い症例は肺の悪性腫瘍の診断群で、1、4番目がこれにあたります。1番目は肺癌の診断・治療のために組織検査をするための入院で、4番目は肺癌に対する抗癌剤などの化学療法のための入院です。肺癌の診断群は治療内容、副傷病の有無で診断群が細かく分かれて多岐にわたるため、患者数が少なく表示されていますが、令和3年度の肺癌の診断群の入院件数は383件であり、多数の患者さんの治療を行なっています。
■循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050070xx01x0xx
頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし
124
4.80
4.79
0.00
64.56
050130xx9900xx
心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし
99
17.42
17.35
10.10
87.01

050210xx97000x
徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
84
11.44
10.24
1.19
83.12
050050xx0200xx
狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし
81
4.22
4.36
1.23
71.99
050030xx97030x
急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし
49
12.78
14.89
0.00
71.39

循環器内科で最も多い症例は心房細動や心室期外収縮などの頻脈性の不整脈に対してアブレ-ションというカテーテルを使った手術を行なう診断群です。次に多いのは心不全の診断群です。高齢化に伴い近年増加している疾患で、平均年齢は80歳以上と高くなっています。当院では医師、慢性心不全看護認定看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士、医療ソーシャルワーカーで構成された心不全チームがあり、心不全を生じさせない、増悪させないための体制を整えています。
■小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
080270xxxx1xxx
食物アレルギー 手術・処置等1 あり
75
1.04
2.13
0.00
3.63
140010x199x0xx
妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし
59
4.10
6.13
0.00
0.00
040090xxxxxx0x
急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし
58
4.67
5.83
0.00
2.40
140010x199x1xx
妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 1あり
29
5.93
10.48
0.00
0.00
060380xxxxx00x
ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
26
3.00
5.53
0.00
3.35

小児科で最も多い症例は食物アレルギーの検査入院の診断群です。2番目に多い妊娠期間短縮・低出産体重に関する障害の診断群は主に出生直後の新生児の入院です。産科との連携を緊密にしており、ハイリスク分娩などや早産等の場合は小児科医が出産に立ち会い、新生児の救命蘇生措置を行なっています。当院は新生児集中治療室(NICU)と生育ケアユニット(GCU)を持ち、治療にあたっています。
■乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
090010xx010xxx
乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 なし
76
11.99
10.15
0.00
62.63
090010xx02xxxx
乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)
46
6.24
5.88
0.00
62.13
090010xx99x4xx
乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり
26
3.19
3.94
0.00
58.65
090010xx99x30x
乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし
22
6.59
6.55
0.00
58.14
090010xx99x0xx
乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし
20
11.15
9.61
10.00
64.10

乳腺外科で多い症例は1~5番目まで全て乳癌など乳房の悪性腫瘍の診断群です。当院では切除術、温存手術、抗癌剤やホルモン治療などの化学療法、放射線などの治療を行っています。乳房の悪性腫瘍の診断群は多岐にわたるため、診断群ごとの患者数は少なく表示されていますが、乳腺・乳房の腫瘤、乳房の悪性腫瘍、転移性腫瘍な令和2年度は262件の入院があり、多数の患者さんの治療を行っています。
■消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx010x0x
結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし
60
17.30
15.76
5.00
75.12
060160x001xxxx
鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等
59
3.90
4.74
3.39
67.15

060150xx03xxxx
虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等
39
6.28
5.40
0.00
45.51
060330xx02xxxx
胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等
38
8.03
6.25
0.00
58.45
060210xx99000x
ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
35
9.91
9.00
2.86
71.34

消化器外科で最も多い症例は結腸の癌に対して結腸切除術などの手術を行なう診断群です。2番目は鼠径ヘルニアに対し手術を行なう診断群です。3番目は虫垂炎などに対し、抗生剤による治療等を行なう診断群です。1~3番目は昨年度と同じ診断群です。当院では食道癌、胃癌、肝癌、胆管癌、膵臓癌などの悪性疾患や、急性虫垂炎、急性胆のう炎などの急性疾患、腹部外傷などの救急医療を行なっています。
■整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx
股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等
183
23.86
25.32
72.68
85.01

160690xx99xxxx
胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし
80
21.83
19.34
68.75
82.06
160760xx97xx0x
前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし
37
4.95
4.99
0.00
53.68
070343xx01x0xx
脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし
35
23.57
20.31
11.43
65.40

070341xx020xxx
脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等1 なし
28
26.36
19.76
28.57
65.07
整形外科では手術が必要な外傷疾患を多く受け入れています。最も多い症例は大腿骨骨折で手術をした診断群、3番目は橈骨骨折や尺骨骨折で手術をした診断群となっています。2番目は胸椎骨折や腰椎骨折で保存的加療をした診断群です。ADLの低下等の理由ですぐに自宅退院ができない患者さんは継続してリハビリを行なう必要があるため、転院率が高くなっています。
■形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
080010xxxx0xxx
膿皮症 手術・処置等1 なし
47
12.85
13.07
2.13
72.96
040081xx99x0xx
誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし
25
16.08
20.57
4.00
88.92
070010xx970xxx
骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし
22
3.05
4.66
0.00
43.36
080007xx010xxx
皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし
20
3.20
4.01
0.00
48.50

020230xx97x0xx
眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし
18
2.67
2.94
0.00
72.50
形成外科で最も多い症例は蜂巣炎、蜂窩織炎などの膿皮症に対して抗生剤等による治療を行なった診断群です。3番目に多い症例は皮膚や皮下にできた良性腫瘍を手術によって摘出する診断群です。在院日数は全国と比べてほぼ同じか短い傾向にあり、早期の退院が実現できています。
■脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
160100xx99x00x
頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
35
9.37
8.30
17.14
65.20

010040x099000x
非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
35
24.91
18.90
54.29
71.60

010050xx02x00x
非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
31
12.39
11.78
12.90
80.81

010040x199x0xx
非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2 なし
16
26.94
22.42
62.50
74.38
160100xx97x00x
頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
13
7.00
9.78
7.69
81.31

脳神経外科で最も多い症例は外傷性くも膜下出血、急性硬膜下血腫、脳挫傷などの頭蓋・頭蓋内損傷に保存加療を行なう診断群です。2番目は外傷が原因ではない視床出血や被殻出血などにリハビリテーション等による治療を行なう診断群、3番目は慢性硬膜下血腫などに慢性穿孔洗浄術や穿頭脳室ドレナージ術を行なう診断群です。脳神経外科では脳腫瘍、脳血管障害、外傷などあらゆる脳神経疾患に対して治療を行なっています。
■呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040040xx97x00x
肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
54
9.94
10.47
0.00
71.07
040040xx99040x
肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし
21
8.71
9.07
0.00
70.95

040200xx01x00x
気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
14
7.00
9.86
7.14
32.57
160400xx99x0xx
胸郭・横隔膜損傷 手術なし 手術・処置等2 なし
-
-
9.25
--
040040xx99041x
肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 あり
-
-
14.96
-
-
呼吸器外科で最も多い症例は肺の悪性腫瘍に対して肺の悪性腫瘍手術などの手術を行なった診断群です。2番目に多いのは入院中に手術以外にも化学療法や放射線療法などの治療を併せて行なう場合の診断群になります。3番目に多いのは自然気胸に対して肺の切除術や縫縮術などの手術を行なった診断群です。呼吸器外科では肺癌をはじめ、縦隔腫瘍、転移性肺腫瘍、気胸、膿胸、胸部外傷、手掌多汗症などの疾患に対して手術を中心に治療を行なっています。 
■心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110280xx02x00x
慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
32
7.84
7.87
6.25
69.50
050080xx9701xx
弁膜症(連合弁膜症を含む。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 1あり
27
14.96
17.86
0.00
83.48
050163xx03x0xx
非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 なし
26
12.81
11.06
3.85
81.42
050163xx97x0xx
非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等2 なし
26
3.46
8.16
0.00
79.15
050080xx0101xx
弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり
26
23.85
21.93
7.69
68.96

心臓血管外科で最も多い症例は内シャント造設術・シャント狭窄に対する血管移植術、バイパス移植術です。2番目は大動脈弁狭窄症に対してカテーテルを使い開胸しない手術等を行なった診断群です。いずれの診断群も在院日数は全国と比べてほぼ同じか短い傾向にあり、早期の退院が実現できています。当院ではハイブリッド手術室を有しており、ステントグラフト挿入術などに代表される血管造影技術を駆使して行なう手術をより高い精度で行なっています。
■皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
080190xxxxxxxx
脱毛症
35
3.00
3.36
0.00
42.77

080020xxxxxxxx
帯状疱疹
11
10.18
9.22
0.00
72.64

080100xxxx0xxx
薬疹、中毒疹 手術・処置等1 なし
11.44
080010xxxx0xxx
膿皮症 手術・処置等1 なし
13.07
080050xxxxxxxx
湿疹、皮膚炎群
10.28
皮膚科で最も多い症例は脱毛症に対しステロイド治療を行った診断群です。他にもアトピー性皮膚炎、蜂窩織炎、皮膚腫瘍等様々な疾患に対応しています。3番目以降は10件未満のため患者数を「-」で表示しています。
■泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110080xx991xxx
前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり
167
2.01
2.50
0.00
72.34

11012xxx020x0x
上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし
70
5.61
5.56
1.43
63.36

11012xxx04xxxx
上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき)
64
1.36
2.59
0.00
52.39
110310xx99xxxx
腎臓又は尿路の感染症 手術なし
54
12.76
13.14
3.70
78.48

110070xx03x20x
膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし
48
6.46
6.86
0.00
72.42
泌尿器科で最も多い症例は、前立腺悪性腫瘍の診断目的のために行う1泊2日の検査入院の診断群です。2、3番目の症例は尿管結石、腎結石等の手術を行なった診断群です。レーザーを用いて結石を破砕する経尿道的尿路結石除去術や日帰りで治療が可能な体外衝撃波腎・尿管結石破砕術を行なっています。
■産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
120180xx01xxxx
胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等
74
8.93
9.39
0.00
32.93
120060xx02xxxx
子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等
37
5.38
6.04
0.00
45.97
120260xx01xxxx
分娩の異常 子宮破裂手術等
35
8.63
9.38
2.86
32.43
12002xxx02x0xx
子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2 なし
33
2.88
3.05
0.00
35.45
120220xx01xxxx
女性性器のポリープ 子宮全摘術等
25
3.08
2.87
0.00
41.08
120060xx01xxxx
子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等
25
8.56
9.46
0.00
45.84
産婦人科で最も多い症例は、既往帝切後妊娠等に帝王切開などの手術を行なった診断群です。2番目に多い症例が子宮筋腫に対して摘出手術を行なった診断群です。3番目に多い症例が分娩停止や児頭回旋異常などの分娩の異常に対して帝王切開術などの手術を行なった診断群です。いずれの診断群も在院日数は全国と比べて短い傾向にあり、早期の退院が実現できています。当院では地域周産期医療センターに認定されており、県内の周産期医療施設と連携をとり診療を行なっています。
■眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
020110xx97xxx0
白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼
212
2.35
2.71
0.00
73.87
020110xx97xxx1
白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼
180
4.79
4.83
0.00
76.36
020220xx97xxx0
緑内障 その他の手術あり 片眼
135
3.53
5.41
0.00
71.62
020240xx97xxx0
硝子体疾患 手術あり 片眼
59
4.03
5.36
0.00
70.76
020200xx9710xx
黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし
54
4.17
6.14
0.00
70.02

眼科で最も多い症例は白内障で、1番目は片眼の手術を行なった診断群、2番目は両眼の手術を行なった診断群です。次いで緑内障、硝子体疾患、網膜前膜等で手術を行なった診断群です。いずれの診断群も全国と比べて在院日数が短く、早期退院ができています。他にも霰粒腫や鼻涙管閉鎖症など様々な疾患の治療を行なっています。
■耳鼻咽喉・頭頸部外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
030400xx99xxxx
前庭機能障害 手術なし
62
5.87
4.92
0.00
71.03
030240xx99xxxx
扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし
55
6.05
5.71
0.00
43.02
030428xxxxxxxx
突発性難聴
48
9.77
8.75
0.00
61.42
030440xx01xxxx
慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術
37
5.38
7.09
0.00
38.11
030350xxxxxxxx
慢性副鼻腔炎
35
6.54
6.47
0.00
49.74

耳鼻咽喉・頭頸部外科で最も多い症例はめまい症の診断群です。2番目に多いのは扁桃炎や喉頭蓋炎、3番目は突発性難聴の診断群となっています。内服や点滴による内科的治療の他に、甲状腺腫瘍や頭頚部癌に対して外科的治療も行なっています。
■救命救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
161070xxxxx00x
薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
22
3.77
3.70
0.00
47.23
110310xx99xxxx
腎臓又は尿路の感染症 手術なし
20
15.95
13.14
30.00
78.30
040081xx99x0xx
誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし
20
18.00
20.57
40.00
83.80
180010x0xxx0xx
敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 なし
13
25.38
19.22
30.77
78.54
180010x0xxx2xx
敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 2あり
10
29.10
31.19
30.00
81.70

救命救急科で最も多い症例は薬物中毒の診断群です。この診断群には、アルコール中毒や過量内服、ヘビや蜂など有毒動物によりアナフィラキシー反応を起こした症例等が含まれます。2番目に多いのは急性腎盂腎炎や尿路感染症の診断群、3番目は誤嚥性肺炎の診断群です。4、5番目は敗血症の治療を行なった診断群です。2番目以降の診断群については高齢者に多くみられる疾患で、平均年齢が高くなっています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発
再発
病期分類
基準(※)
版数
Stage I
Stage II Stage III Stage IV
不明
胃癌
37
12
22
61
53
20
1
8,7
大腸癌
36
39
50
71
63
471
8,7
乳癌
67
83
41
15
45
46
1
8,7
肺癌
48
18
43
140
17
89
18,7
肝癌
6
14
17
4
9
62
18,7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院に入院し、5大癌の診療を行なった患者さんについて、病期・進行度などを示したものです。初回治療を行なった場合を「初発」とし、初回の一連の治療以降に継続治療を行なった場合を「再発」として集計しています。Stageは0~IVまであり、IVが最も進行していることになります。検査入院場合、多くは退院の時点で組織検査の結果が確定しておらず、そういったケースは「不明」として計上しています。患者数が10件未満に満たないものは「-」で示しています。(厚生労働省「病院情報の公表にかかるFAQ」より)令和3年度の5大癌の罹患患者総数は多い順に 、肺癌、大腸癌、乳癌、胃癌、肝癌でした。臓器別のStage分類で多いのは、乳癌はStageⅠ、肝癌はStagesⅢ、胃癌と肺癌と大腸癌はStageⅣ、でした。当院は地域がん診療連携拠点病院の指定を受けており、幅広いがん治療を行なっています。治療は癌の病期(Stage)、患者さんの全身状態に応じ、患者さん一人ひとりに合わせた最適な治療を選択しています。
 

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
18
13.44
52.67
中等症
93
16.96
77.32
重症
19
19.63
83.58
超重症
9
23.11
85.89
不明---
市中肺炎とは日常生活(病院外)で肺炎を発症する肺炎のことです。インフルエンザなどのウイルス肺炎や誤嚥性肺炎(食べ物などが誤って気管に入り細菌が増殖することによって起こる肺炎)は含まれません。重症度はA-DROPスコアを用いた評価で軽傷~超重症の4段階で評価されています。当院では中等症の患者さんが最も多く、全体の半数以上を占めています。また、軽症から重症になるほど平均年齢が高くなるとともに、在院日数も長くなる傾向にあります。
 

脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数平均年齢
転院率
3日以内
270
22.57
78.92
35.11
その他
12
27.42
69.67
1.06
脳梗塞の患者さんの発症から入院までの経過した日数毎に、患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示したものです。脳梗塞の患者は発症日から3日以内の入院患者さんの割合が多く、全体の95%以上を占めています。当院では24時間体制でCT、MRI、超音波検査など直後に脳梗塞の診断と治療が可能となっており、入院時より脳梗塞の病型にあった治療を行なっています。また、急性期からリハビリテーションを開始し、社会復帰・自宅退院を目指すとともに、「脳卒中地域連携パス」を用いたスムーズな転院を目指しています。表中の「転院率」とは、当院退院後に他の医療機関に転院(入院)した割合を示しており、回復期のリハビリテーションを目的とした転院になっています。
 

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

診療科ごとの手術件数を集計し、患者数の多い順にKコード別に示したものです。Kコードとは診療報酬上の手術分類であり、手術ごとに方法・部位大きさなどの要素で細かく分類されています。輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は対象外のため、含まれていません。
患者数が10件未満に満たないものは「-」で示しています。(厚生労働省「病院情報の公表にかかるFAQ」より)
 
■腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ
末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純)
21
11.95
15.62
9.52
66.52
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術
19
3.68
18.63
5.26
61.37

K616-41
経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回)
-----
K616-42
経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施)
-----
K200-2
涙点プラグ挿入術、涙点閉鎖術
-----
腎臓内科で最も多い手術は内シャント設置術、次に連行携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術です。どちらも慢性腎不全、末期腎不全、慢性腎臓病の患者さんに対し行なう手術です。
 
■消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
445
0.14
1.14
0.00
67.95

K688
内視鏡的胆道ステント留置術
66
2.18
10.24
3.03
77.65
K721-4
早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術
56
1.09
5.66
0.00
70.64
K6532
内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜)
49
1.20
6.08
0.00
72.90
K6152
血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術)
48
1.75
8.17
0.00
76.58
消化器内科で最も多い手術は大腸ポリープに対して行なう内視鏡手術です。1番目~4番目の手術が内視鏡による手術で、低侵襲で身体への負担が比較的少ない治療とされています。
 
■脳神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K178-4
経皮的脳血栓回収術
13
0.00
26.38
53.85
82.31
K664
胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
-
- - - -
K616
四肢の血管拡張術・血栓除去術
- - - - -
K616-41
経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回)
-----
K654
内視鏡的消化管止血術
-
----
脳神経内科で最も多い手術は経皮的に行なう脳血栓回収術です。塞栓症等の患者さんに対して行なう手術であり、平均年齢が80歳以上で高齢の方に多い疾患です。
 
■循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951
経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ)
102
1.34
3.00
0.00
66.13

K5493
経皮的冠動脈ステント留置術(その他)
79
3.56
2.68
2.53
73.59
K5972
ペースメーカー移植術(経静脈電極)
53
3.32
9.62
1.89
82.74
K5491
経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞)
49
0.20
12.71
6.12
70.57
K597-2
ペースメーカー交換術
30
1.00
7.83
0.00
85.30
循環器内科で最も多い手術は心房細動や心室粗動などの不整脈に対してアブレーションというカテーテルを使って行なう手術です。1~4番目までは令和2年度と同じ手術と順位になっています。心筋梗塞、狭心症、などの虚血性心疾患や不整脈の患者さんに行なったカテーテル治療が上位を占めています。

■小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度)
21
0.00
23.57
4.76
0.00
K9132
新生児仮死蘇生術(仮死第2度)
-
-
-
-
-
小児科で最も多い手術は新生児下肢蘇生術です。新生児仮死とは出生時の呼吸障害、循環障害などの症候群で、スコアによって1度と2度に分類されます。救命のため吸引や人工呼吸などの蘇生措置を行ないます。
 
■乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762
乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない))
47
1.02
4.26
0.00
62.72
K4763
乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない))
40
1.48
9.53
0.00
64.15
K4765
乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない)
29
1.72
10.28
0.00
61.79
K6113
抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)
29
1.48
2.97
0.00
65.48
K6112
抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢)
18
1.28
9.22
0.00
58.78
乳腺外科で最も多い手術は乳癌に対する手術で1、2、3番目がこれにあたります。4、5番目は抗癌剤などの化学療法を行なうためのカテーテルを設置するための手術で、設置する部位により手術が異なります。
 
■消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2
腹腔鏡下胆嚢摘出術
65
1.38
6.82
3.08
60.29
K6335
鼠径ヘルニア手術
58
0.36
2.50
1.72
64.55
K719-3
腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術
46
3.07
15.72
6.52
73.72
K6113
抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)
25
4.92
8.52
0.00
71.36
K7193
結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術)
24
4.88
20.46
4.17
78.83
消化器外科で最も多い手術は腹腔鏡下胆嚢摘出術です。2番目は鼠径ヘルニアの手術です。腹腔鏡による手術は低侵襲で身体への負担が比較的少ない治療とされています。1~3番目は令和2年度と同じ手術でした。

■整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461
骨折観血的手術(大腿) 等
138
2.80
21.49
60.14
81.81

K0811
人工骨頭挿入術(股)
65
3.62
20.60
83.08
83.28
K0462
骨折観血的手術(前腕) 等
60
1.62
10.60
16.67
65.12
K1423
脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定)
35
2.54
22.69
17.14
64.74
K0463
骨折観血的手術(鎖骨) 等
29
2.07
10.21
6.90
52.34
整形外科で最も多い手術は大腿骨骨折に対して行なう手術で1、2番目の手術が該当します。転倒や尻もちをついた時に起こりやすく、高齢者に多い疾患のため平均年齢が高くなっています。
 
■形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072
皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)
19
0.42
7.58
0.00
80.89
K0062
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満)
14
0.00
1.36
0.00
61.36
K084
四肢切断術(下腿) 等
13
9.31
48.23
53.85
74.85
K628
リンパ管吻合術
13
2.69
2.38
7.69
69.23
K0061
動脈(皮)弁術 等
12
8.58
21.25
0.00
73.08
形成外科で最も多い手術は皮膚悪性腫瘍や悪性黒色腫に対して腫瘍を摘出する手術です。2番目に皮膚や皮下に出来た(長径3cm以上6cm未満)の良性腫瘍を摘出する手術です。良性の腫瘍の切除術は、部位、大きさにより手術のKコードが異なります。

■脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術
37
0.51
12.97
16.22
81.32

K1692
頭蓋内腫瘍摘出術(その他)
16
5.06
24.56
12.50
66.38
K609-2
経皮的頸動脈ステント留置術
-
-
-
-
-
K1643
頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内)
-
----
K1771
脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)
-----
脳神経外科で最も多い手術は慢性硬膜下血腫に対して行なう洗浄術です。平均年齢が80歳以上であり、高齢の方に多い疾患です。
 
■呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える)
29
1.59
6.48
0.00
71.79

K5131
胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除))
14
2.93
3.07
7.14
32.57
K514-21
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)
14
1.79
5.21
0.00
67.14
K488-4
胸腔鏡下試験切除術
----
-
K5143
肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える)
-----
呼吸器外科で多いのは肺の悪性腫瘍に対する胸腔鏡手術で1番目と3番目にあたります。切除の仕方によってKコードが分かれます。1~4番目までの手術が胸腔鏡による手術です。胸腔鏡による手術は低侵襲で身体への負担が比較的少ない治療とされています。

■心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ
末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純)
29
1.34
6.10
3.45
68.93
K6153
血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他)
28
1.04
1.39
0.00
78.75
K555-22
経カテーテル大動脈弁置換術(経皮的大動脈弁置換術)
27
5.70
8.56
0.00
84.89

K5612ロ
ステントグラフト内挿術(腹部大動脈)
23
2.39
8.09
0.00
80.17
K617-4
下肢静脈瘤血管内焼灼術
16
0.50
1.00
0.00
69.81

心心臓血管外科で最も多い手術は末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純)です。2番目は血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他)です。3番目はTAVI(経カテーテル大動脈弁置換術)で、TAVIは従来の外科的治療と違い、開胸を伴わない手術のため、低侵襲で身体への負担が比較的少ない治療とされています。
 
■泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ
膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)
87
1.54
4.61
0.00
72.61

K7811
経尿道的尿路結石除去術(レーザー)
70
1.31
3.27
1.43
63.50
K768
体外衝撃波腎・尿管結石破砕術
63
0.16
0.11
0.00
52.86
K783-2
経尿道的尿管ステント留置術
33
0.33
7.36
0.00
70.45

K8411
経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用)
26
1.62
6.62
0.00
72.85
泌尿器科で最も多い手術は膀胱の悪性腫瘍に対して行なう手術です。2、3番目は尿管結石や腎結石に対して行なう手術です。1~5番まで令和2年度と同じ順番になっています。

■産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982
帝王切開術(選択帝王切開)
84
3.85
6.87
0.00
33.54
K8981
帝王切開術(緊急帝王切開)
57
3.25
6.93
1.75
31.18
K877-2
腹腔鏡下腟式子宮全摘術
30
1.00
4.47
0.00
50.23
K867
子宮頸部(腟部)切除術
29
1.00
1.00
0.00
34.52
K8882
子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)
27
1.41
4.63
0.00
40.70
産婦人科で多い手術は帝王切開手術で、1番目と2番目がこれにあたります。予定されて行なう場合と、分娩中に手術が必要な事態が生じたために緊急で行なう場合でKコードが異なります。
 
■眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他)
388
0.57
1.90
0.00
74.93
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 等
157
0.66
2.88
0.64
65.66
K2682 緑内障手術(流出路再建術)
122
0.75
2.06
0.00
72.13
K2802
硝子体茎顕微鏡下離断術(その他)
52
0.56
2.42
0.00
72.33
K2683
緑内障手術(濾過手術)
23
0.48
3.00
0.00
70.74
眼科で最も多い手術は令和2年度と同じく水晶体再建術です。白内障に対して行う手術で、高齢者に多い疾患のため平均年齢が高くなっています。
 
■耳鼻咽喉・頭頸部外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出)
31
1.42
6.06
0.00
27.61
K3192
鼓室形成手術(耳小骨再建術)
22
1.36
3.23
0.00
46.59
K340-6
内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術)
19
1.37
4.37
0.00
50.95
K340-5
内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)
17
1.65
4.76
0.00
51.29
K6262
リンパ節摘出術(長径3cm以上)
15
0.27
1.60
0.00
63.33
耳耳鼻咽頭・頭頸部外科で最も多い手術は口蓋扁桃手術で、慢性扁桃炎や睡眠時無呼吸症候群に対して行われます。令和3年度は慢性副鼻腔炎に対しての手術が多く3、4番目となりました。
 

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数
発生率
130100
播種性血管内凝固症候群
同一
2
0.02
異なる
10
0.08
180010 敗血症 同一
55
0.43
異なる
14
0.11
180035 その他の真菌感染症 同一
1
0.01
異なる
1
0.01
180040 手術・処置等の合併症 同一
33
0.26
異なる
2
0.02
播種性血管内凝固症候群とは、感染症や悪性腫瘍などをきっかけにしておきる重篤な疾患です。全身の血管に小さな血栓ができて細い血管をつまらせることで凝固過剰となり、凝固因子と血小板が不足し、出血を引き起こします。高齢者が多い地域であり、肺炎や尿路感染症に罹患する患者さんが多く、その重篤化から敗血症になる場合がほとんどです。症例数は令和2年度より減少しています。当院では救命救急センター、集中治療室を有しており、重症な患者さんを積極的に受け入れております。入院中に播種性血管内凝固症候群や敗血症の状態になった場合でも、各診療科が連携を取り、対応をしております。手術・処置等の合併症には術後の感染や出血、予防接種後の副反応等の症例が含まれます。当院では手術・処置を行なう前に、合併症について説明を行った上で治療を行なっており、治療に際しては合併症を起こさないよう細心の注意を払って治療を行なっています。
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