<外来診療>
糖尿病診療ではHbA1c検査が必須ですので、検査を行えない電話診療は糖尿病診療には一般的には不向きと考えます。ただし、血糖コントロールが安定している患者さんであれば、限られた期間での電話診療は可能と考えますので、ご希望の場合にはご相談下さい。
3密対応の一環としての外来混雑の緩和のため、血糖コントロールが安定している患者さんに当方から電話診療をお願いすることもありますので、ご協力をお願いいたします。
当院は島根県東部、松江市および周辺郡部30万人を医療圏とする中核病院で、当科はこの圏域での糖尿病医療のセンター的役割を担ってきました。一方、当院には日本糖尿病協会島根県支部、島根県糖尿病療養指導士認定機構の事務局が置かれており、島根県における友の会活動、コメディカル教育のセンター的役割も担っています。
当科では、糖尿病を中心に代謝・内分泌疾患を診療対象とし医療展開を行っています。日本糖尿病学会認定教育施設であり、糖尿病患者教育において県下随一の実績と伝統を有しています。早くからチーム医療を取り入れ、多職種(看護師、保健師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、歯科衛生士、ケースワーカー)教育スタッフとともに患者教育に取り組み、全国的に高い評価を得ています。眼科、透析センターをはじめとする院内の他科との連携体制が確立されており、定期的な合同カンファレンスなどを通して緊急の対応も万全です。
平成13年7月より、それまでの病院自己完結型の糖尿病医療から病診連携推進による地域連携型の糖尿病医療への変換のため力を注いできました。逆紹介の推進は、病院へ紹介をした患者さんが戻らないのではといったご開業の先生の病院に対する不信感の払拭に役立ち、紹介率の上昇にも繋がっています。
境界型耐糖能障害から重複合併症の重症患者まで多様な患者に対応した、多職種教育スタッフ参加のチーム医療によるきめ細やかな患者指導を行っています。血糖不良の患者には積極的にインスリン治療を導入し、好成績を得ています。
![]() |